雪が降りしきる中で馬を失った賞金稼ぎマーキスは、同業であるジョンと彼が捕らえたデイジーを乗せた駅馬車に同乗する。途中で保安官を名乗るクリスを拾った馬車は、猛吹雪から避難するためにミニーの紳士洋品店へ。メキシコ人の店番ボブや怪しげな絞首刑執行人オズワルドなどの存在にジョンが強い警戒心を抱く中で事件が起こる。

1815年、エルバ島から帰還しナポレオンは、南仏に上陸、護衛兵を従えパリに向かった。パリのルイ18世は、かつてナポレオンの将校だったネイ将軍を派遣し、進撃を阻止しようとしたが兵士たちはナポレオンを見ると銃を投げ出し、歓声をあげて彼のまわりにむらがった。戦火を交えることなく凱旋したナポレオンは、フランス皇帝に返り咲く。この事態に驚愕したイギリスを始めとするウィーン会議の列強国は、今度こそナポレオンを徹底的に駆逐しようと軍備を強化する。連合国の準備が遅れていると見たナポレオンは兵を率いて、英国のウェリントン率いるイギリス・オランダ連合軍、プロシア軍が控えるベルギーへ向かう。そして6月18日、両軍合わせて約15万の軍勢がワーテルローに集結。ヨーロッパの命運を左右する熾烈な戦いが幕を開ける。

北海道・函館で暮らす14歳の少女あかりの家の庭に、ある日、前足の片方だけが靴下を履いたように白いゴールデン・レトリバーの子犬が迷い込んでくる。その子犬に“ソックス”と名前をつけたあかりに、母は犬を飼うときは犬と「10の約束」をしなければならないと教える。

1980年代初頭からアメリカ各地で多発した銀行強盗事件の犯人であるフォレスト・タッカーは、15歳で初めて投獄されて以来、逮捕、脱獄を繰り返していた。彼は発砲もしなければ暴力も振るわないという風変わりなスタイルを貫き、粗暴な強盗のイメージとはほど遠い礼儀正しい老人だった。

ヘンリー・ジェイムズの原作恋愛大河小説をジェーン・カンピオン監督が映画化。ニコール・キッドマン、ジョン・マルコビッチら豪華キャストで、自由を愛する生き方を貫いたある貴婦人の人生を描いた名作。