かつて教師をしていたドーラは、今はリオデジャネイロの中央駅で代筆業を営んでいる。字の書けない人のために手紙を書くのが彼女の仕事だが、次第に何の感情も持たないようになり、その手紙を実際に出すことはほとんどなくなっていた。

カウボーイ人形のウッディはアンディ少年の大のお気に入り。だがそれも誕生日プレゼントでアクション人形バズ・ライトイヤーを手にするまでの事だった。NO.1の座を奪われたウッディは何とかバズをこらしめようとするが、バズはバズで自分が本物のスペース・レンジャーだと思い込んでいる有り様。そんな二人がふとしたいざこざから外の世界に飛び出してしまう。なんとか我が家へ帰還しようとする二人だが、なんとアンディの隣に住む悪ガキのシドに捕まってしまった……。

巨匠チャン・イーモウ監督が、中国の農村の小学校の代用教員になった13歳の少女と、生徒の子どもたちとの交流を描いた感動の物語。プロの俳優を使わず、ドキュメンタリー的な手法で描き、ベネチア映画祭で2度目の金獅子賞を受賞した。 過疎化が進む中国のある村の小学校に、13歳の少女ミンジが代用教員として雇われる。まだ幼さが残る彼女は必死に教師を務めるが、ある日、1人の生徒が家庭の事情で出稼ぎにいったまま行方不明となる。ミンジは彼を探しに都会へ向かい、次第に生徒との心の交流が生まれる。

スペイン出身だが国外で映画を作ることが多かった鬼才ブニュエルが1969年、久しぶりにスペインで撮影した、最後のスペイン映画。原作はスペインの文豪B・P・ガルドスによる小説で、かつてスペイン王国の首都として栄えた町トレドを舞台に、人気作「昼顔(1967)」でも組んだドヌーヴとブニュエル監督は、美しくも残酷な愛の寓話に仕立て上げた。当時26歳だったドヌーヴの存在感が光る。共演はマカロニウエスタンの時代から現在まで活躍を続ける、イタリア出身のF・ネロ、スペインの名優、F・レイ。 母親を亡くした少女トリスターナは、トレドの町の裕福な名士で、名付け親でもあるドン・ロペに養子として引き取られる。トリスターナはドン・ロペの寵愛を受けながら美しく育つが、やがて若い画家オラーシオと出会って恋に落ち、町を去る。ドン・ロペは彼女を忘れられないかったが5年後、病気になったトリスターナはトレドに戻り、手術を受けるが右足を失う。だがドン・ロペは義足を付けた彼女をさらに美しいと感じて溺愛し……。

少年リュカは父パパスと旅を続けていた。 その目的は、ゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母を取り戻すこと。 旅の道中、遂にゲマと遭遇し、魔物たちと激しい戦いを繰り広げるパパス。 しかし一瞬のスキをつかれ、リュカが人質にとられてしまい、手出しができなくなったパパスは、リュカの目の前で無念の死を遂げる―― それから10年。故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」というパパスの日記を発見する。 父の遺志を受け継ぎ、リュカは再び冒険の旅にでることに。 立ちはだかるいくつもの試練、そしてビアンカとフローラ、2人の女性をめぐる究極の選択。 果たして冒険の先に待ち受けるものとは!?