ドイツ表現主義の巨匠F・W・ムルナウがブラム・ストーカーの小説「ドラキュラ」を映画化し、吸血鬼映画の原点となった名作ホラー。ブレーメンの不動産業屋で働く青年フッターは、上司の命令でトランシルバニアのオルロック伯爵の城を訪れる。しかし、実はオルロック伯爵は恐ろしい吸血鬼だった。正体を知られたオルロック伯爵はフッターを城に幽閉し、棺と共に船に乗り込んでブレーメンへと向かう。
最愛の妻の死から数百年。時を越えてさまようドラクル伯爵と、その妻に生き写しの美しい女性ミナ。宿命的に出会った2人は互いに惹かれあうが……。ブラム・ストーカーの原作をフランシス・フォード・コッポラが忠実に映画化。