5話の短編で構成されたオムニバスのホラー映画。1950年代のECコミックに代表される、20世紀中盤に隆盛を誇った“ホラーや犯罪物語を題材としたアメリカン・コミックス”の再現を作品全体のテーマとしている。スティーヴン・キングがオリジナル脚本を書き下ろし、製作陣には『ゾンビ』他の監督ジョージ・A・ロメロ、特殊メイクアーティスト、トム・サヴィーニなど数多くの著名人が名を連ね、キング本人とその息子ジョー・ヒル、サヴィーニは俳優としても出演している。
『ドッキリチューブ』真壁洋輔(坂口憲二)はドッキリの映像をインターネットで配信する「ドッキリチューブ」というネットサイトの運営者。真壁はアクセス数をのばすために、常に刺激的な映像を求めるのだったが、自身にある恐怖が襲いかかる...。 『分身』田崎守(大森南朋)はお見合いで志保(杏)と結婚。守は志保が本当に自分を愛しているか、疑問視していた。そこで、守は志保の愛を確かめるため、架空の人物になりすまし、志保とメール交換を始めるが...。 『通算』山岡武(松平健)は定年真際のベテラン刑事。ある日、出勤すると「通算10000回目の出勤」を祝われる。それからことあるごとに自分の通算を祝われる。初めは戸惑う山岡だが、徐々にそれが楽しくなっていき...そして彼がラストで迎える驚愕の"祝福"とは...!? 『缶けり』藤村幸子(永作博美)が小学生の時、神社の境内で缶けりをして遊んでいると、友人の一人が行方不明に。その後友人は境内近くの井戸で遺体で見つかった。そして30年後、亡くなった友人の姿を見たという知人が次々と不審死を遂げるのだった...。 『ペッツ』サクラ(谷村美月)はヨークシャテリアの犬。桃子(国仲涼子)に飼われていたが、とある事情で捨てられてしまう。絶望するサクラだが、野良犬仲間に入り、何とか生活していくが...。