荒事からは足を洗っていたウィリアム・マニーの元へ若いガンマンが訪れる。娼婦に傷を負わせ賞金をかけられた無法者を追うためだ。マニーのかつての相棒ネッドを加えた3人は追跡行に出かけるが、その頃、町の実力者の保安官ビルは疎ましい賞金稼ぎたちを袋叩きにしているところだった。やがてビルの暴力が黒人であるネッドにも及んだ。
テキサスのエル・ドラド(黄金の地)と呼ばれる町はガンマンたちの力によって支配されていたが、二人の男が立ちはだかる……。ジョン・ウェイン扮するガンマン、ロバート・ミッチャム扮する保安官の名コンビぶりが魅力のウェスタン作品。
伝説の老ガンマンの前に現われた風来坊。その男はいつの日か、無敵と謳われたガンマンを自分の手で倒したい、と語りながらも、老ガンマンとの対決を何故か避けようとする。果たして、彼の真意は......?
鞍を背負い、棺桶を引きずり歩く流れ者ジャンゴ(フランコ・ネロ)は、底なし沼の前で男たちに鞭打たれている女マリア(ロレダナ・ヌシアック)を、得意の早撃ちで彼女を救う。二人はマリアが逃げ出した村へやってくるが、村はジャクソン少佐(エドゥアルド・ファヤルド)率いる元南軍兵士と、ウーゴ将軍(ホセ・ボダロ)率いるメキシコ革命軍との抗争によりゴーストタウンと化していた。両軍から裏切り者とされたマリアは村の厄介者だ。ジャンゴは、彼女を取り戻しにやってきたジャクソン少佐を一掃すると、ウーゴ将軍相手に、メキシコ政府軍の駐屯地から黄金を奪おうと持ちかける…。
R・カスダンが製作から脚本、監督まで務めた痛快娯楽ウェスタン。とある事件で出獄したばかりのエメットは、故郷シルバラードに向かう途中、仲間に身ぐるみをはがされたというペイドンと出会う。エメットの弟で正当防衛の殺人で投獄されていたジェイクを助けて逃亡し、そこへ黒人ガンマンのマルが加勢。4人は一途、シルバラードへ向かうが、しかしそこには土地独占を企てる牧場主が嫌がらせを続けており、エメットの姉夫婦も立ち退きを要求されていた。そして酒場のオーナーで町の保安官として君臨しているコッブ達の悪行に怒ったエメットは仲間と共に一味に戦いを挑む……。
西部開拓史にその名を残す伝説の保安官・ワイアット・アープの生涯を描く西部劇大作。厳格な父に育てられた少年時代から、青年時代の挫折、正義に目覚め保安官となり、有名な「OK牧場の決闘」から始まるクラントン一家との抗争に決着をつけるまでを描く。
舞台は1878年のニューメキシコ。タンストールの牧場には若き日のビリー・ザ・キッドと5人の若者たちがいた。80年代当時の若手スターが結集し、“ネオ西部劇”と呼ばれた、クリストファー・ケイン監督作品。
あるインディアンの集落が突然、ダンカン率いる盗賊一味の襲撃を受け、住民はことごとく殺害されてしまった。生き残ったのは、ジョーという腕のたつ若者一人だけだった。ジョーは家族の仇であるダンカン一味を追い、たどり着いた町で一味が列車強盗を計画している事を知る。ジョーはこれを機会に復讐を果たそうとする。セルジオ・コルブッチ監督のセンスが光るスタイリッシュ・マカロニ・ウエスタン。クエンティン・タランティーノ監督が超リスペクトしている作品でもあり、本作のエンニオ・モリコーネの音楽は『キル・ビルVOL.2』に使用された。