名門ハイスクールに通う奨学生チャーリーは、アルバイトで目の不自由な退役軍人フランクの世話を引き受けた。翌朝、校長の愛車がペンキまみれにされるという事件が起き、犯人を目撃した彼は、校長に呼び出される。犯人を明かさなければ退学だが、犯人を密告した場合ハーバード大学への奨学金も約束すると言われたチャーリー。悩みながらフランクを訪ねた彼は、有無を言わさずその足でニューヨークへの旅に同行させられる。
やり手の広告宣伝マンのサムは大きな契約をまとめ、祝杯をあげようと大学生の息子ジョシュを強引に呼び出した。ところがテレビに映し出されたのはジョシュが通う大学で起きた銃乱射事件の速報ニュース。ジョシュは帰らぬ人になってしまったのだ。 その2年後。会社を辞めてからは荒んだボート暮らしを送るサムを、別れた妻が訪ねてくる。「あの子の音楽好きはあなた譲りだから」と渡されたのは、生前にジョシュが書き溜めていた自作曲の歌詞とデモCD。曲を聴いたサムは、ジョシュが何を思い、何を感じて暮らしていたのかをまったく知らなかった自分に気づく。ジョシュが遺したギターでジョシュの曲を爪弾くようになり、場末のライブバーの飛び入りステージに参加する。酔客の喧騒の中、サムの演奏に魅了されたのはロック青年のクエンティンだった。「あの曲はもっと多くの人に聴かせるべきだ」と力説する情熱に押し切られ、親子ほど年の違うクエンティンと“ラダーレス”というバンドを組むことに。 次第に人気を集めていくが、実はサムには喝采を浴びることができない理由があった……。
離婚間近のウィルは幼い娘マーヤから妻とのなれそめを聞かれる。しぶしぶ応じたウィルは3人の女性について仮名で話をする代わりに、その3人のうち誰が自分の母親なのかを当てさせることにした。3人の女性は、学生時代からの恋人エミリー、クリントン選挙事務所で同僚だったエイプリル、そしてエミリーの親友でライターのサマー。複雑に絡み合うウィルの恋愛遍歴の果てにマーヤの母親は誰なのか、マーヤはウィルの話を聞けば聞くほど分からなくなっていく。
父から虐待されて育ったジョンとウェンディ。それぞれ自立して暮らしていたが、認知症となった父を引き取ることに……。人生に悩む中年兄妹が再び家族と向き合うさまを、フィリップ・シーモア・ホフマン主演で描く。
内気な性格と冴えない外見のせいで30歳になっても恋愛経験ゼロという、シカゴに住むギリシャ系アメリカ人のトゥーラ。ハンサムな男性にひと目惚れしたことをきっかけに自分磨きに目覚めていく。ニア・ヴァルダロス主演のラヴ・ストーリー。
自宅の研究室で電磁物体縮小装置を開発している、科学者サリンスキー。ところが彼の留守中、研究室に飛び込んだ野球ボールの衝撃で装置が作動し、偶然部屋に来たサリンスキーの子供エミーとニック、隣に住むロンとラスの4人は、装置から放たれた光線によって約6ミリのサイズに縮められてしまう。誰にも気づかれないまま、ゴミと一緒に裏庭に捨てられてしまった4人の子供たちは、家に帰り着こうと悪戦苦闘する。