広能組・打本会の連合と山守組との広島抗争は、警察による組長クラスの一斉検挙、いわゆる「頂上作戦」によって終息に向かう。打本会は解散し、広能組長・広能昌三は網走刑務所に収監された。一方、山守組側では逮捕されるも未決保釈となった最高幹部・武田明が広島に散在するやくざ組織に大同団結を呼びかけ、市民社会からの厳しい視線をかわすため政治結社「天政会」として統一組織を立ち上げた。しかし天政会は、会長・武田明、理事・江田省一らの主流派と副会長・大友勝利、幹事長・早川英男らの反主流派とに分かれ一枚岩ではなかった。
人種差別主義者によって黒人だけを襲うように調教された犬と、それを調教し直そうとする新人女優の間に巻き起る展開を描く社会派サスペンス。
殺された娘の復讐を果たした新島は、生きる目的を失い無為な日々を送っていた。そんなある日、再会した昔の同級生・岩松に殺しのビジネスに誘われる。殺しの仕事を始めるうち、新島は暴力の世界にはまっていく自分を感じる。しかし、やがて新島は重大な決断を迫られることになるのだった。
かつてエクストリームスポーツ界のカリスマとして知られ、15年前、NSA(米国家安全保障局)のギボンズの依頼でミッションに参加したザンダーは世界中を旅していたが、ギボンズがいるブラジルに人工衛星が墜落し、ギボンズが命を落としたと知る。ギボンズの後任のマルケは、人工衛星を操った最新装置“パンドラの箱”を奪った“ゴースト(幽霊)”というグループから“パンドラの箱”を奪回するようザンダーに依頼する。
イタリアン・ホラーの帝王、D・アルジェント監督が、御年82歳にして待望の新作を発表。アルジェント監督が、娘アーシアの強力なサポートを得て、かつて諸般の事情で製作中止を余儀なくされた幻の映画企画を復活させ、前作から実に10年ぶりとなる待望の新作がここに誕生。売春婦ばかりを狙った猟奇連続殺人事件が起きる中、思いもよらぬ事故で視力を失ったヒロインが、見えない恐怖に必死に立ち向かうさまをスリル満点に綴る。 イタリアのローマで売春婦たちを狙った猟奇連続殺人事件が発生。高級売春婦のディアナはある晩、何者かに追われ、後ろから車を追突されたせいで、彼女の運転する車が前方から走って来た車と正面衝突。事故でディアナは両目を失明。対向車に乗っていた中国人一家のうち、少年のチンだけが生き残る。施設に入れられた後、そこから逃げ出したチンを、ディアナはかくまい、同居生活を始めるが、そんな2人を殺人鬼がなおも付け狙う。