1970年代、脇役俳優のオームは人気女優シャンティに恋をするが、シャンティは売れっ子プロデューサーのムケーシュと密かに結婚・妊娠していた。しかし、ムケーシュは、妻の妊娠を喜ぶどころか疎ましく思っており、ある晩、撮影中の映画のセットにシャンティを呼び出し、罠にはめて殺害。シャンティを助けようと駆け付たオームも、映画スターのカプール夫妻の車にはねられてしまい、搬送先の病院で息を引き取る。オームの死亡と同じ時、同じ病院でカプール夫人は男児を出産。その男の子はオームと名付けられて育ち、30年後、スター俳優として活躍するが……。
小さな街ルドローに引っ越してきたルイス一家。数日後、ペットの猫が轢死。近くにある町の子供たちが造ったペット霊園に埋めると、翌日猫は生き返った。日を置かずして息子ゲイジがトラックにはねられ死亡する。こっそり遺体を例の場所に埋葬するが…。<アメリカ・メイン州を舞台に、死者を蘇らせるといわれる墓場“ペット・セメタリー”で起こる惨劇を描く、スティーヴン・キング原作の自身による脚本での映画化>
愛する妻と幼い息子と幸せな毎日を送っていた刑事のアンドレアスは、通報を受けて同僚のシモンと共に現場に掛け付けた一室で、薬物依存のカップルと目を覆うような育児放棄の現場を目の当たりにする。夫婦でわが子をいつくしむ日々は愛に満ちていたが、ある日思いがけない悲劇に見舞われ、アンドレアスの中の善悪の価値観が揺らいでいき……。<スサンネ・ビア監督とアナス・トマス・イェンセン脚本によるサスペンス。妻子と幸せな日々を過ごしていたが、突如思いも寄らぬ悲劇に見舞われた刑事の葛藤を、育児放棄や家庭内暴力など現代社会が抱える問題を取り上げながらスリリングに描く。>
肉眼でもレーダーでも捉えられないインビジブル機能搭載の最新型ステルス戦闘機“スイッチブレイド”。米国が極秘に開発したこの戦闘機がある日、何者かに盗まれる。そしてそれは武器商人ガンダーズの手に渡っていた。彼は、ハンガリーのブダペストで行われるボクシングのタイトル・マッチの前夜パーティを自邸で開催する裏で、戦闘機の入札を行おうと企てる。これに対し米国の国家保安局BNSは、戦闘機の奪回をスペシャル・エージェントのアレックスに命じ、その相棒として何とタイトル戦に出場する無敗のボクサー、ケリーを指名するのだった。
最愛のビー(ローズ・レスリー)と結婚したポール(ハリー・トレッダウェイ)は湖畔の別荘へハネムーンにやって来るが、真夜中に妻が寝室から姿を消す。全裸のまま森の中で立っていたビーを見つけ出した翌日、彼女の足に何かにかまれたような傷痕があることにポールは気付く。ビーの奇行や近所でレストランを経営する夫婦の奇妙な言動に不審を募らせていくポールは、やがて予期せぬ事態に直面し……。
モスクワ大学の人類学者セルゲイは、モスクワの地下に張り巡らされたトンネルに悪魔が潜んでいるという都市伝説の真相を解き明かすべく調査に乗り出すが、地下に潜ったまま行方不明になってしまう。セルゲイの友人オーウェンは、彼を探すため地下トンネルの奥深くへと足を踏み入れるが。