新居購入のために貯めていた大金をギャンブル依存症の夫に持ち逃げされ、2人の子供を抱えて途方に暮れている白人女性レイ。愛する夫に先立たれ、義理の母に奪われた赤ん坊をいつの日か引き取ることを夢見ながら生きるモホーク族のライラ------ふとしたきっかけで知り合った2人は、それぞれの切羽つまった“ギリギリ"の状況を切り抜けるために、はからずも共犯関係に手を染めていく。
テッサ・コノバーは夫のデヴィッドと離婚することになったのだが、その事実を受け入れることができずにいた。一方のデヴィッドはジュリア・バンクスという名前の女性と婚約し幸福な人生を歩み始めていた。テッサはかつて自分たちが暮らしていた家にジュリアが足を踏み入れたり、娘のリリーと打ち解けたりする事態が許せなかったのである。ジュリアは長らくDVの被害を受けており、デヴィッドとの出会いによってその傷が徐々に癒え始めていた。嫉妬心に狂ったテッサはジュリアの幸福を破壊するべく行動を開始した。