殺人罪に問われた天才ボクサー、ルービン・ハリケーン・カーターは、人種偏見に満ちた裁判で終身刑を宣告される。無罪を主張する彼は獄中で自伝を執筆。その自伝に感銘を受けた少年との出会いを機に、カーターは連邦裁判所で最後の戦いに挑む決意をする。

ニューヨークのデパートで、サンタクロースとして雇われた白ヒゲの老人クリス・クリングル。クリングルのサンタは評判を呼ぶが、彼は「自分は本物のサンタだ」と主張し、ついには裁判が開かれる――

1979年のカリフォルニア。ある夜、同性愛者であることを隠して検事局で働くポールは、シンガーを夢見ながらもダンサーとして働くルディと出会う。2人はすぐに惹かれ合い恋に落ちる。ルディが暮らすアパートの隣にはダウン症の少年・マルコが住んでいるが、彼の母親が薬物所持で逮捕されたことで、マルコは強制的に施設に連れていかれてしまう。ルディとポールは“いとこ”と関係を偽り、マルコとの生活を始める。

ニューヨークに住むフィルとクレアのフォスター夫妻は平凡な生活を送る退屈なカップル。2人はいつものように週末のディナーを楽しもうとマンハッタンのビストロに行くが、店で予約の名前をごまかして席に着いたことから2人組の男たちから追われる羽目に…。