他人の夢に潜入してアイデアを盗み出す企業スパイのコブは国際指名手配犯であるが、それと同時に妻モルを殺した容疑もかけられていた。そんな彼に日本人男性サイトーからある依頼が。それはこれまでのように思考を盗み出すのではなく、標的にした人物の潜在意識に、あるアイデアを移植する“インセプション”という仕事だった。コブはサイトーを含むスペシャリスト6人を集め、標的の男性ロバートの夢に潜入しようとする。

恋愛小説「ミザリー」シリーズのベストセラー作家ポールは純文学に転向しようと、シリーズの主人公の女性ミザリーの死をもってシリーズを完結させる。山中のロッジで私小説第1作を書き上げた彼は吹雪の中、家路を目指すが、車は事故に遭い、彼も重傷を負う。そんなポールは近くに住む元看護師アニーに救われるが、彼女は「ミザリー」の熱狂的ファン。彼を手厚く看護してやるが、出版された「ミザリー」最終刊を読むと豹変する。

ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌っているトランスジェンダーのヒロインの恋人が急死。LGBTゆえに葬儀にも参列できない彼女の苦悩と勇気ある行動を描く。ダニエラ・ヴェガ主演による感動ドラマ。

ふとしたことから巻き起こった草野球チームと暴力団との抗争を描く。監督北野武として二作目の映画で、本作から脚本も手がける。

主人公ハーパー役をポール・ニューマンが演じた、ロス・マクドナルドのハードボイルド小説「動く標的」に基づく大ヒット作。それまでに23本の映画に出演していたニューマンが初めて探偵役に挑み、ハードボイルドジャンルを再燃させた画期的作品である。うだつの上がらない探偵が、ある入り組んだ誘拐殺人事件をきっかけに活躍のチャンスをつかむ。脚本家ウィリアム・ゴールドマンによって粋な会話と新天地ロサンゼルスが“ハーパー流”に見事に脚色されている。資産家の女(ローレン・バコール)、銃を忍ばせる弁護士(アーサー・ヒル)、プールサイドに陣取るジゴロ(ロバート・ワグナー)、酒びたりの元女優(シェリー・ウィンタース)、熱狂的なジャズファン(ジュリー・ハリス)、ハーパーの別居中の妻(ジャネット・リー)、そして(ストローザー・マーティン率いる)“雲の寺”という謎の宗教団体。それぞれが謎を解く鍵を握っているのか? あるいは、ハーパーに向かって引き金を引くのは誰なのか?

完ぺきな仕事ぶりから“メカニック”と呼ばれる殺し屋のアーサー・ビショップに、友人であり恩人の暗殺命令が下る。とまどいつつも任務を遂行したアーサーは、自分が殺した標的の息子スティーブと知り合う。やがてアーサーはスティーブを助手に迎え、殺しのテクニックをたたき込んでいく。

南カリフォルニアの反抗的なティーンエイジャー、ジョーン・ジェットとシェリー・カリーは、後世の女性ロッカーに道を開いた、今や伝説的なグループであるランナウェイズのフロントウーマンとなった。興行主キム・ファウリーのスヴェンガリ的な影響を受け、バンドは大成功を収めます。

コニーアイランドの遊園地内にあるレストランで働いている元女優のジニーは、再婚同士で結ばれた回転木馬操縦係の夫・ハンプティと、ジニーの連れ子である息子のリッチーと3人で、観覧車の見える安い部屋で暮らしている。しかし、ハンプティとの平凡な毎日に失望しているジニーは夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしながら劇作家を目指している若い男ミッキーと不倫していた。ミッキーとの未来に夢を見ていたジニーだったが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘キャロライナの出現により、すべてが大きく狂い出していく。

CIAの異端児諜報(ちょうほう)員ワックス(ジョン・トラヴォルタ)とコンビを組んだことから、地味な諜報(ちょうほう)活動の日々が一転、危険な麻薬捜査に乗り出すこととなった駐仏アメリカ大使館員のリース(ジョナサン・リス・マイヤーズ)。捜査を続けるうちに、二人は爆弾テロリストによるアメリカ政府要人暗殺計画を突きとめる。