阪神・淡路大震災が起きた1995年に発生した5件の連続殺人事件は15年後、最後の事件が時効を迎えたが、2017年、自分こそが連続殺人事件の犯人だという男、曾根崎が犯行手記を刊行し、マスコミのスポットライトを浴びる。曾根崎は記者会見を開き、かつて事件の捜査に当たった刑事、牧村の心は騒ぐ。やがて22年前のある被害者の親戚に当たるヤクザの橘は、別の記者会見の場に、復讐のためのヒットマンを送り込む。

警察の爆弾処理班に所属する夫と4歳の息子と共に、ロンドンで平凡に暮らす若い母親。ある日、新聞記者のジャスパーに声を掛けられた彼女は、欲望のままに関係を持ってしまう。その後二人は再び密会するが、その最中に夫と息子が爆破テロ事件に巻き込まれてしまい…。