活字の存在しない未来の管理社会を描いたレイ・ブラッドベリの小説を映画化。主人公モンターグは禁止されている書物の捜索と焼却にあたる有能な消防士だったが、クラリスという女性と知り合った事から本について興味を持ち始める。やがて読書の虜となった彼の前には妻の裏切りと同僚の追跡が待っていた……。

郊外の住宅街に住む主婦のサラは、近所の公園で司法試験の合格を目指す子連れの主夫ブラッドと出会った。いつしかお互いに惹かれあい、気持ちを抑えきれなくなっていくふたり。そんな中、街では元受刑者のロニーが釈放され問題となっていた。ブラッドの友人で元警官のラリーは、子供たちを守るためにロニーを糾弾するビラを街中に貼りまわる。それぞれが日常から少しずつはみ出した行動をとりはじめる街の人々。それはまさに“大人になりきれない大人たち”の行動。やがて街は大きな事件に巻き込まれていく…。

美しい妻のアナ、そして娘のキム、息子のボブとともに郊外の豪邸で幸せな家庭生活を送る、心臓外科医のスティーヴン。その一方で彼は、自分の家族には内緒で親身に世話を焼く、マーティンというどこか謎めいた少年がいた。ある日スティーヴンは、マーティンを自分のかつての患者だといって自宅に招き、家族に紹介するが、やがてスティーヴンの子どもたちの身に異変が生じるようになり、マーティンの謎めいた正体が明らかになる。

幼い娘を抱えながら教師として働くシングル・マザーのケイトは、パイロットのマイケルと再婚。幸せな家庭を築き上げるが、次第にケイトはマイケルの不在をアルコールで紛らわすようになり……。2大スターの共演がみどころなラブ・ストーリー。

大切な劇場を火事で失った天才劇作家、ウィリアム・シェイクスピア。失意のシェイクスピアは引退して故郷へ戻るのだが、家族との間には大きな溝ができていた。

緊迫する東西情勢の中、キューバにソ連製のミサイルが運び込まれるという情報がもたらされた。米仏の情報機関は、これを探るため局員を現地に派遣する。そして、浮かび上がったトパーズという謎の組織を追って、局員はその正体を探るが…。キューバ危機を背景にしたスパイ・スリラー。

選挙コンサルタントのジェーンはこれまで数々の選挙を勝利に導いてきたが、6年前の敗戦をきっかけに疫病神の汚名を着せられ、引退に追い込まれていた。そんな彼女に、南米ボリビアの大統領選挙候補者から仕事の依頼が舞い込んでくる。しかし、嫌味な宿敵パットが対立候補のコンサルタントとして雇われたことから、選挙戦はジェーン対パットの醜い争いに変化していく。