20世紀初頭のアメリカの農村地帯を舞台に、農場主と季節労働者の男女が織り成す愛憎模様を名匠テレンス・マリック監督が詩情豊かに描く、監督第2作。20世紀初頭、第1次世界大戦が始まったころ、シカゴの製鉄工場で働くビリー(リチャード・ギア)は仕事を辞め、妹のリンダ(リンダ・マンズ)と恋人のアビー(ブルック・アダムス)と共にシカゴを飛び出す。テキサスの農場で麦刈り人として働くことになったビリーだが、若き農場主チャック(サム・シェパード)がアビーに目を付けた…。
35年のテキサス。酔っ払いの黒人によって誤って撃ち殺された保安官の妻、エドナ。それまで家計は夫に任せ切りで家に借金がある事すら知らなかった彼女は、銀行から期限までにお金を返さなければ家を売るように言われ、二人の子供を抱えて途方にくれてしまう。そんなある日、物乞いに現れた黒人に家の前の畑で綿花を育てればいい金になる事を教えられ、彼を雇って畑仕事を開始する。途中、幾多の苦難を乗り越え収穫の日を迎えるのだったが……。
アイオワ州の田舎町に住むレイ・キンセラは貧乏農夫。若い頃に父親と口論の末に家を飛び出して以来、父の顔を見る事も、口をきく事すらもなかったことを悔やんでいた。ある日、彼はトウモロコシ畑を歩いていると謎の声「それを造れば、彼が来る」と耳にする。彼は、周囲の人々があざ笑うのをよそに生活の糧であるトウモロコシ畑を切り開き、小さな野球場を造り上げる。
牧師だったグラハムは妻の事故死を境に牧師をやめ、弟のメリル、そして二人の子供達と静かに暮らしていた。しかしその家族の前に様々な兆候(サイン)が現れる。愛犬の暴走、畑に出現したミステリーサークル、家の周りに出没する姿の見えない謎の存在。そしてサインは世界各地に現れるようになった。はたしてサインは何を意味するのか。