「貴族」マイエル=リンクが、都の名門エルバーン家の少女シャーロットを拉致する事件が発生した。エルバーン家は、"D"に加え、「貴族」たちでさえ恐れる凄腕のハンター一味・マーカス兄妹にもシャーロットの救出を依頼した。 "D"、マーカス兄妹、マイエル=リンクと彼が雇った怪物の用心棒「バルバロイの民」が入り乱れての追跡行の行きつく先、最終決戦の場は、悪名高い女「貴族」カーミラの居城であった。
小学生の美津子は実の父親・剛三に犯され続けていた。しかし、それが忌むべき近親相姦と自覚することはなく、ただ心だけが壊れていく。妻・小百合は、そんな夫と娘の関係に激しい嫉妬覚え、娘への虐待を繰り返す――。一方、倒錯したエロスの世界を描く車イスの人気女流作家・三ッ沢妙子。新たに担当となった編集者・田宮雄二はそんな妙子に気に入られるのだが…。
5話の短編で構成されたオムニバスのホラー映画。1950年代のECコミックに代表される、20世紀中盤に隆盛を誇った“ホラーや犯罪物語を題材としたアメリカン・コミックス”の再現を作品全体のテーマとしている。スティーヴン・キングがオリジナル脚本を書き下ろし、製作陣には『ゾンビ』他の監督ジョージ・A・ロメロ、特殊メイクアーティスト、トム・サヴィーニなど数多くの著名人が名を連ね、キング本人とその息子ジョー・ヒル、サヴィーニは俳優としても出演している。
きっかけは老婆へのほんの小さな不親切、逆怨みで言い渡されたある「呪文」が"無辜の銀行員の平穏な日常"を跡形もなく変えていく。何故?どうしたら?映画史にその名を刻むであろう「怪婆」の理不尽な脅威に怯えながら、主人公と辿る「恐怖の3日間」。タイムリミットの72時間で、あなたはその「言葉」の呪いを解いて生き残ることができるか?
ハロウィンパーティの帰り、タラとドーンは酔いを覚ますためダイナーに立ち寄る。するとゴミ袋を担いだピエロメイクの男が店に入ってきて、どういうわけかタラに熱視線を送り続ける。タラはその様子を不気味に感じるが、しばらくすると男はトイレで何か問題を起こしたようで店を追い出される。ほどなくしてタラとドーンも店を出るが、止めておいた車がパンクしていた。タラは姉に電話して迎えにきてもらうことにしたが、その裏でピエロメイクの男がダイナーの店員を殺害していた。そしてそこから、タラは一晩中ピエロメイクの男に追われるはめになる。 2016年にアメリカで限定的に公開され、コアなファンによる口コミが広がったカルト的な一作。日本でも劇場未公開だったが、2023年に続編の「テリファー 終わらない惨劇」が劇場公開されることを受けて、本作も急きょ劇場公開される。
大学での歴史の授業中に悪ふざけをやらかし、授業後に提出したレポートの内容もふざけたものであったことから、担当の教授から「退学処分にされたくなければ、春休み明けまでにレポートを書き直してこい」との注意を受けた3人の大学生が、春休みに入るとともに車に乗ってデイトナへの旅に出る。一行は途中で立ち寄ったガソリン・スタンドにて、3人の男女と出会う。車での旅を続けていると、道の途中に「迂回せよ」と書かれた看板が設置されていた。一行はそれに従って運転しているうちに、とある場所に迷い込む。そこはプレザント・ヴァリーという名の小さな町であった。一行が道に沿って進んでいくと、沢山の住人が現れて拍手しながら嬉しそうに一行を歓迎する。ここでは記念祭の真っ最中であり、アメリカ北部からの訪問客を歓迎しているという。ガソリン・スタンドにて出会った3人の男女、さらに別の男女2人組もこの町にやってきた。彼らはここに滞在することを決める。
一念発起して郊外に一軒家を購入したドン。とてつもなく荒れ果てた家だったが、妊娠中の妻・リズと生まれてくる子供のために、自力で改築を成功させたかった。ドンは荒廃した家の改築を進めようとするが、家の様子が明らかにおかしく…。
スプラッター描写に主眼を置いたギニーピッグシリーズ第一作。パッケージには「悪魔の実験」のサブタイトルが付けられているが、本編中にはこのサブタイトルの表記はない。 ギニーピッグとはモルモットのこと、転じて“実験動物”の事を示す。“五感を侵食する苦痛の限界点を求める実験の報告”と称したプライベートビデオを入手したものという建前になっている作品。3人の男が山荘に監禁した1人の女性を執拗に虐待する様を延々と写したストーリー性の皆無な内容。 実験の記録ということで、男達は無表情に様々なやり方(殴る、爪を剥ぐ、不快な音を無理に聞かせる、熱した油をかける・・・等々)で女性に肉体的、精神的苦痛を加えていく。それに対する女性の反応が回数、時間、温度などでどのように変化していくかを淡々と写し出していく。特に最後の、こめかみから目玉に針を串刺しにするシーンはこの手のものを見慣れた者でも正視に耐えないだろう。 特殊メイクの技術が大きく進歩し、注目されていたころにつくられた一編。リアルな特殊メイクと女性の演技は、これが作り物ではなく、実際のものではないかと思わせてしまうほど。なお、流失物という設定なので、ビデオ本編にはスタッフ・キャストの表示は一切ない。