1957年、アメリカはメイン州の小さな町。頭がよくて想像力豊かな9歳のホガースは、ある日、好奇心旺盛な金属を食べる巨大ロボットと出会う。2人は仲良くなるが、ロボットの噂が町の人々の間に広まり大混乱が巻き起こる。<英国桂冠詩人のテッド・ヒューズが記した「アイアン・マン」を、ブラッド・バード監督がアニメーション化。金属を食べる巨大ロボット“アイアン・ジャイアント”と、一人の少年との心の交流を通 して“真の友人とは何か?”を問いかける。>

以前より、バイキングとドラゴンとの戦いが続いているバーク島。ある日、平凡な少年、ヒックはケガをしたドラゴンのトゥースと偶然に出会う。本来なら敵同士であるヒックとトゥース。しかし、二人の距離は少しずつ縮まり、やがて誰にも知られないように友情を育んでいく。

ヴィム・ヴェンダース、31歳の時に撮った長編第7作。白血病で死の不安に生きているハンブルグの額縁職人ヨナタン。彼を殺人にはめ込み、完全犯罪を進めながら危険な友情にはまりこんでいくトム・リプレー。死んだ筈の画家の贋作を書いているポガッシュ。物語は、サスペンスに富む発端の画の競売シーンから、この3人の絡んだストーリーを小気味よいテンポで進めていく。

大ヒットとなった同名のミステリー小説の映画化。田舎で平凡な暮らしを送るハンクは、雪に覆われた森の中に墜落した自家用飛行機の中から現金440万ドルを発見する。この大金が自分達の未来を変えると信じた彼は、妻のサラ、どん底の暮らしを送る兄のジェイコブらと共に、現金を自分達の物にするための“シンプルな”計画を実行に移すが……。欲望が巻き起こす悲劇のクライマックスには、小説版とは異なるアレンジが加えられている。

母親を猟師に殺され、ふくろうのビッグママの計らいによって心優しいトゥード未亡人の家で育てられることになった子ぎつねトッド。ある日、トッドは、近くに住む猟師の家で猟犬の子コッパーに出会い、すぐに仲良しになる。だが、成長したトッドは野生に返されることになり、一方のコッパーも一人前の猟犬として訓練を受けることになった。やがて2匹は森の中で再会を果たすが、もはや彼らは敵同士となっていた。

夫婦生活に不満を抱えるケイトは精神分析医エリオットのもとへ通っていた。そんな彼女が美術館で出会った男性との情事のあと、剃刀を手にした女性に惨殺される。現場に偶然居合わせたコールガールのリズは、警察から疑いの目を向けられ、街中で危険な目に遭いながらも、ケイトの息子ピーターと組んで真犯人を追うことに…。

アトランタで評判のトラック野郎バンディット。大金持ちから28時間期限付きビール運送の挑戦を受けた彼は、先導用のトランザムを用意して大爆走を開始する。超ド級のカー・アクション。

ライオンのアレックス、シマウマのマーティ、カバのグロリア、キリンのメルマンの4頭とその仲間たちがマダガスカル島に漂着してから数年後。ようやく飛行機でニューヨークへ帰る手筈が整うが、離陸して間もなく燃料切れで不時着してしまう。そこは、彼らの生まれ故郷、アフリカ大陸だった。様々な動物と交流を育むアレックスたち。だがそんな中、水が枯渇する事態に見舞われる。アレックスたちはその原因究明に奔走する。

1943年、イギリス軍の暗号解読センター。ここに様々な分野の専門家が集められナチスドイツの暗号化装置“エニグマ”機の解読が進められていた。その頃、チームの中心的存在で若き天才数学者のジェリコは、同じセンターで働く恋人クレアと喧嘩別れしたことが原因で神経衰弱に陥り、強制的に休暇を取らされていた。そんなある日、彼は急遽センターに呼び戻される。ようやく解読に成功したエニグマの暗号コードが突然変更されたのだ。連合軍は一転して窮地に立たされる。イギリス諜報部のウィグラムはこの一件でチーム内にスパイがいると睨み捜査を開始する…。

リトル家の一員として迎えられた子ねずみスチュアート。だが、一家には新たな娘マーサが生まれ、パパやママも赤ちゃんにかかりきり。スチュアートが寂しい思いを感じるある日、彼は通学の途中、空から落ちてきた小鳥のマーガロを助ける。彼女はNYの空に君臨するタカのファルコンに襲われたという。傷ついたマーガロを家に連れ帰り、つきっきりで看病するスチュアート。やがて彼はマーガロに種族を越えた恋心を抱き始める。