クリスマスイブの日。ジェリーが住む劇場で開催されていたバレエ「くるみ割り人形」を見たジェリーと仔ネズミのニブルスは、自分たちも踊ることを夢見る。するとクリスマスの奇跡が起こり、その夢が実現。空っぽの舞台はおもちゃの国に変わり、ジェリーはオモチャの国の王様役に変身、バレリーナ人形と踊る。 ところがそこにトムたち野良猫が乱入し、彼らを率いる猫のボスが王国を乗っ取ってしまう。 こうなったらオモチャたちの作者「トイメーカー」に助けてもらうしかないとジェリーは彼に会いに旅立つ。仲間の顔ぶれは本物のオモチャになりたいオーナメントのポーリー、気の小さい木馬のネリー。ところが、猫の王様はトム率いる猫の兵隊たちを追っ手に放つ。果たして、ジェリーはトイメーカーの元にたどり着き、王国と捕らわれのバレリーナを救出できるか。

『やかまし村の子どもたち』の続編。前作の夏休み明けで終わったところから本作は始まり、今度は秋から冬、そして春の訪れを迎えるやかまし村の四季折々の自然を背景に、子供たちののびのびとした暮らしが綴られている。まっ白なクリスマス、夜更しの大晦日、新緑の草原。やかまし村の子どもたちの素敵な1年。やかまし村に、その年はじめての雪が降る。待ちこがれた冬、クリスマスの季節。イブの夜のパーティには、みんなでプレゼントを交換。大晦日には、眠らずに新年が来るのを待った。雪解けの春には、まっ白な子羊が生れる。短いけれど楽しい夏休み、そしてまた秋。子どもたちの楽しい1年は、あっという間に過ぎていく…。