浅野大義(神尾楓珠)は市立船橋高校吹奏楽部に所属する男の子。担当はトロンボーン。活発で優しく、そして真っすぐな大義は、いつも周囲を明るく照らし、そして大義自身も部員たちに支えられ、青春を謳歌していた。なにより特別な存在である顧問・高橋健一先生(佐藤浩市)に大きな影響を受け、心身共に成長していった。大義は、市船・野球部のために、オリジナル応援曲の作曲に挑戦。作曲の難しさに葛藤しながらも高橋先生からの叱咤激励や親友・佐伯斗真(佐野晶哉<Aぇ! group/関西ジャニーズ Jr.>)の助け、母・桂子(尾野真千子)の応援もあり「市船 soul」が誕生する。そして、いざ試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶ“神応援曲”と呼ばれる様になる。 高校を卒業した大義は、高橋先生の様な教師を志し音楽大学へ進学、夢に向かってキャンパスライフを過ごしていた。そんなある日、大義の身体を異変が襲う。診察の結果、大義の身体は癌に侵されていた―。

原作者C・ブラウンの実話を映画化した作品。生まれながらの重度の脳性小児麻痺により、左足が少し動かせるだけで、後は植物人間同様の生活を余儀なくされている不遇の主人公が、その絶え間ざる努力の末、やがて言語能力を取り戻し、わずかに動く左足を使い絵を描けるようになるまで成長していく姿を描く。

アメリカで、同性愛者であることをカミングアウトして公職に就いた初めての人物、ハーヴィー・ミルク。波乱万丈の短い人生を送った彼の、最後の8年間に何があったのかを、ガス・ヴァン・サント監督が描き出す。

任務中に相棒を失い心と身体に深い傷を負ったレスキュー・スイマー、ベン・ランドール(ケビン・コスナー)。現場を退き、レスキュー 隊員のエリート育成学校の教官となったベンは、訓練生のジェイク・フィッシャー(アシュトン・カッチャー)と出会う。才能に恵まれながらも何かに苛立ち、時に暴走してしまうジェイクの中に、ベンは自分と同じ心の傷―大切な者を救えなかった苦悩を見いだす。救い続けることこそ、生き残った者の《宿命》・・・ジェイクは、そんなベンの信念に心打たれ、二人は父子にも似た強い絆で結ばれていく。やがて、難関を突破し卒業したジェイクは、現場復帰を果たしたベンと共にアラスカで任務に就く。しかし、そこには想像を絶する過酷な運命が待ち受けていた・・・。

1966年、ベトナム。アメリカ兵エリクソンの所属する小隊は敵地の偵察任務に就く。そんな中、上官のミザーブ軍曹を筆頭とする4人の兵士が現地の娘を誘拐し、レイプしたあげく射殺するという暴挙に走る。彼女を救うことができなかったエリクソンはその件を軍上層部に報告するが、それが原因でミザーブらから命を狙われることになる。

長期入院から帰ってきた仲の良い姉妹(イム・スジョン、ムン・グニョン)を、若く美しい継母ウンジュ(ヨム・ジョンア)が迎える。冷ややかな継母の表情に敵意を覚えるスミ。やがて、家のあちこちで怪奇現象が起き始める……。

かつてアメフト選手として活躍していた保護観察官ショーンは、少年院を出所した若者たちの多くが再犯者となったり命を落としたりしている現実に虚しさを感じていた。そこで彼は、更生プログラムにアメフトを取り入れ、スポーツを通じて少年たちに規律や責任感を教え込もうとするが……。