2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹が就任する。まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹らは不安を抱くようになり……。<イラクに駐留するアメリカ軍の中でも、最大の危険を伴う爆発物処理班の兵士を描き、2009年の賞レースを席巻した戦争アクション。命知らずの兵士と仲間との確執と友情を軸に、緊張感あふれる爆発物処理の現場をリアルに映し出す。監督はキャスリン・ビグロー。レイフ・ファインズやガイ・ピアースらが脇を固める中、ジェレミー・レナーが任務に命を懸ける主人公を熱演。迫力ある戦場の描写と、兵士の勇気の裏にひそむ心理の繊細な描写に驚がくさせられる。>

画学生アンジェリクは医師ロイックを愛し、幸せな日々を送っていた。しかし妻がいるロイックにデートをすっぽかされたアンジェリクは意気消沈。やがてロイックが殺人容疑で逮捕され、意外な真実が明らかに!

愛する妻と幼い息子と幸せな毎日を送っていた刑事のアンドレアスは、通報を受けて同僚のシモンと共に現場に掛け付けた一室で、薬物依存のカップルと目を覆うような育児放棄の現場を目の当たりにする。夫婦でわが子をいつくしむ日々は愛に満ちていたが、ある日思いがけない悲劇に見舞われ、アンドレアスの中の善悪の価値観が揺らいでいき……。<スサンネ・ビア監督とアナス・トマス・イェンセン脚本によるサスペンス。妻子と幸せな日々を過ごしていたが、突如思いも寄らぬ悲劇に見舞われた刑事の葛藤を、育児放棄や家庭内暴力など現代社会が抱える問題を取り上げながらスリリングに描く。>

殺伐としたヘッジファンドの職場での予期せぬ昇進により、若いカップルの関係は瀬戸際に追い込まれる。婚約関係の破綻以上に2人の人生も崩壊への道を進んでいく...

主婦ミフンは、出版社を経営する夫と小学生の娘と何不自由ない幸せな毎日を送っていた。ところが、そんなささやかな幸せが一瞬にして崩れ去る。クリスマス・イヴの夜、突然女が家にやってきてミフンの前で夫の愛人であること告白したのだった。半年後、一家は自然に囲まれた田舎に引っ越した。しかしあの日以来、ミフンの心には深い傷が残ったままだった。そんなある日、彼女は偶然知り合った青年医師インギュからある提案を持ちかけられる。それは、この夏の間、恋人として過ごし、どちらかが“愛してる”と言ったら終り、という“恋愛ゲーム”だった。