1930年、ロサンジェルスのハイウェイ沿いにあるガソリンスタンドの安食堂。ここにひとりの流れ者がやって来る。食堂の女房の体に魅せられた男は、そこで働くことにした。やがて二人は情事を重ねるが食堂の主人はまったく気づかない。そして二人はついに、恐ろしい計画を実行に移すのだが…。

クリスマス・イヴの夜。ハリントン一家は、毎年恒例のクリスマス・パーティに出席するため、おばあちゃんの家へと向かっていた。20年以上も同じ道を通ってきたフランクだったが、この日彼は、なんとも魅惑的な近道を発見し、ひとけのないその道に車を進めた。ところが、どうしたことか行けども行けども目的地にたどり着かず、道はどんどん暗く薄気味悪くなっていった。やがて一家は、赤ん坊を抱え道端にたたずむ白いドレスの女と遭遇する。それを境に、一家の不吉な予感はいよいよ現実のものとなっていく。

夫婦で物件を見た帰り道、妻の運転で事故に遭ったジャーナリストのジョン。脳の奇病と診断を受けて病院に収容された妻は、不可解な言葉を残して他界するが……。1960年代にアメリカで実際に起きた数々の超常現象を描いた異色ホラー。

ある日、スペースシャトルが原因不明の事故で地球に墜落。その残骸の中には、謎の生命体が付着していた。やがて間もなく、感情を失ったように人間の行動を変質させる謎の伝染病が発生する。そんな中、精神分析医のキャロルはこの病原体が地球上のものではないことを突き止める。そして、最愛の息子オリバーがウィルスの拡大を阻止する鍵を握っていることも分かるのだったが...。

第二次大戦末期。メリン神父は故郷のオランダでナチスの残虐行為を目の当たりにし、神への信仰を見失っていた。放浪の旅に出た彼はアフリカに辿り着き、そこで古美術収集家の男と出会う。そして、彼からの依頼で教会遺跡の発掘するイギリスの考古学調査隊に加わることになったメリンは、若い神父フランシスや医師サラと知り合い、村の少年ジョセフとも心を通わせていく。だが、やがてジョセフの周囲で奇怪な事件が続発し始める。