プロテニス選手からコーチに転身したタシは、スランプ中の夫アートを“チャレンジャー”で優勝させ、自信を取り戻させようとするが、決勝の対戦相手が元カレで不穏な事態に陥る。

衝撃の官能ロマン『花と蛇』の第2弾。主演は前作に続き、杉本彩。杉本ふんする静子と激しい愛に挑戦するのは、遠藤憲一。大物俳優・宍戸錠も出演している。日本古来の春画の世界がスクリーンの中で再現され、スタッフとキャストが限界に挑んだ意欲作。 35歳という年の差ながら、深く愛し合う遠山隆義(宍戸錠)とその妻・静子(杉本彩)。美術評論家である遠山が崇拝する画壇の長老が亡くなった。彼は遠山にCGで描いたエロティックアートの数々を残していた。それを見た遠山は……。

豪華な邸宅で住込みのメイドとして働きじめたウニ(チョン・ドヨン)。ある日、その家の主人であり、身ごもった妻(ヘラ)と娘がいるフンと体の関係を持ってしまい、ウニは身ごもってしまう。それを知った先輩メイドのビヨシュクがヘラの母親にこのことを密告したことから・・・

歳の離れた生真面目な男と結婚した美しい女流カメラマンのクレリアは、若い年下の男性カメラマンとの間で心揺れ動かしつつ、やがて臓器ビジネスのスキャンダルに巻き込まれていく。

モンリョン(リュ・スンボム)に付き添って訪れた青風閣で、妓生の娘チュンヒャン(チョ・ヨジョン)に一目惚れした小間使いのバンジャ(キム・ジュヒョク)。モンリョンも彼女を目に留めているという事実を知り、諦めようとするのだが、自身をぞんざいに扱うモンリョンの態度に対する敵愾心で、チュンヒャンに対する気持ちを表現してしまう。 チュンヒャンもバンジャの男らしさと優しさに惹かれ、遂に体の関係を持つことに…!

キャンドルライトが闇の中から湧き出た様に浮び、周囲の闇は深い拒絶を示している。女歌手の唄声……。人気のないナイトクラブで秘やかに祝杯があげられる。革命軍「四季協会」の秋軍団が首都総攻撃を期し、米軍基地襲撃、武器奪取作戦を敢行するのだ。全裸の秋と十月が抱き合う。激しく秋を攻める十月。恍惚のさなかで誓い合う革命天使二人。闘いの始まり。首都をもやしつくそうとする炎が、今、その炎の手を上げようとしている。基地への突入隊は十月組隊長以下月曜から日曜までの八名の兵士。その半数が戦死し、リーダーの十月は弾薬の爆発で目を負傷する。別動隊の九月組は姿を見せず、女指揮官秋が現われ、アジトへの待機を指令する。過大の犠牲を払い手に入れた爆弾兵器は、冬軍団二月組によってクラブの歌手である金曜日の部屋から徴収され、金曜日と月曜日はすまじいまでのリンチにたたきのめされてしまう。秋軍団の解散式。十月は来ない。じれる秋の背に金曜日の歌が突きささる。秋が絶叫する。本気で孤立出来る奴、自分の身体だけで闘える奴、個的な闘いを個的に闘える本気の奴らが十月組なんだ!孤立した精鋭こそが世界を換える。世界を創る。十月!私は今飛ぶわ、あなたと、あなた達と!秋におそいかかる数人の男たち、血か飛翔する。大爆発。月曜日が爆弾をかかえ野分けのように走る。金曜日が駆けめぐる。一本の華麗な火柱、十月の兵士の壮絶な爆死。爆弾を背負った土曜日が、そして盲目のリーダー十月が風景の中へ溶け込んでゆく。あとは、静かな戦場の風景が、風に吹かれているだけである。