1970年代のフランス、何者かに拉致監禁され、長期にわたり虐待を受け続けた少女リュシー(ジェシー・パム)は自力で逃げ出し、傷だらけの状態で発見される。養護施設に収容された彼女は心を閉ざしていたが、同年代の少女アンナ(エリカ・スコット)にだけは心を許していた。15年後、リュシー(ミレーヌ・ジャンパノイ)は自分を監禁した相手を発見し、猟銃を手に犯人宅を訪れる。

少年時代からいつも一緒にいる一卵性双生児の兄弟、エリオットとビヴァリー。容姿はうり二つだが、性格は兄エリオットが社交的で野心家、弟ビヴァリーが内気な努力家と正反対。兄弟はトロントで婦人科医の医院を営むが、ビヴァリーは診察した女優クレアの子宮が3つに分かれていたので驚く。やがてクレアはエリオットと肉体関係を持つが、クレアはエリオットに双子の弟がいることを知らない。こうして異様な三角関係が生まれる。

FBI捜査官ウィル・グレアムは、連続殺人の捜査のため、精神科医のハンニバル・レクター博士に助言を受けていた。だが、偶然目にしたものからレクターが犯人であると判明、苦闘の末に逮捕する。しかし、これが影響して精神的疲労が募り、現役を引退。今は家族とフロリダで静かに暮らしていた。そんな彼のもとをある日、元上司のジャック・クロフォードが訪れる。彼はウィルに、最近起きた二家族惨殺事件の捜査協力を願い出た。一度は断るウィルだったが、殺された家族の状況を知るうち捜査に加わるようになる。それでもなかなか犯人像を割り出せないウィルは、やむなく拘禁中のレクターのもとへ意見を聞きに出向く。

夫婦生活に不満を抱えるケイトは精神分析医エリオットのもとへ通っていた。そんな彼女が美術館で出会った男性との情事のあと、剃刀を手にした女性に惨殺される。現場に偶然居合わせたコールガールのリズは、警察から疑いの目を向けられ、街中で危険な目に遭いながらも、ケイトの息子ピーターと組んで真犯人を追うことに…。

超能力をビジネスに利用している警備会社コンセックの科学者により、その能力をさらに開発された超能力者のベイル(スティーヴン・ラック)。ベイルの任務は、もう一人のスキャナー、レボック(マイケル・アイアンサイド)の追跡。しかし、驚異的な力で世界をわがものにしようとたくらむレボックは、彼の野望に逆らうスキャナーたちを虐殺し始め……。

2001年度のアカデミーで2部門にノミネートされた異色ホラー。吸血鬼映画に出演した俳優は、実は本物の吸血鬼だった、というブラック・ユーモアたっぷりのドラマ。

N.Y.。刑事マイク のもとに鼻血を垂らし、暴れて署に連行されたドイツの留学生ディーターが連れてこられる。彼の奇妙な様子に不信を抱いたマイクは住まいを調査し、保健省のテリーと出会う。彼女はディーターがエボラのようなウイルス性の出血症に冒されてないか、調べていたのだった。ちょうどその時、ディーターは拘置所の壁に血で「48」の文字を書き残して怪死する。マイクとテリーは、彼があるパソコンサイトにアクセスしていたことを突き止めるが、それは、想像を絶する恐怖のサイトだった……。