フィラデルフィアで、131人もの乗員・乗客が死亡するという凄惨な列車事故が発生。だが、たった一人、奇跡の生存者がいた。その男デヴィッド(ブルース・ウィリス)は、マスコミや周囲の者たちの異様な視線に戸惑う。「なぜ、俺だけが?」誰よりも彼自身がその答えを求めていた。ある日、イライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)と名乗る男が現れ、デヴィッドこそ不滅の肉体を持つ者≪アンブレイカブル≫であると告げる。その言葉をきっかけに、デヴィッドは自己の存在意義を問うようになる。そして、それは恐るべき真実への幕開けだった・・・。

テキサスの雨の夜、ハイウェイを車で走るジムは一人のヒッチハイカーを車に乗せる。だがその男の正体は凶悪な殺人鬼で……。ルドガー・ハウアーの不気味な演技が恐怖を誘う、ロバート・ハーモン監督のホラー・サスペンス。

全米を恐怖に陥れた「バッファロー・ビル事件」から10年……。 ボルチモアの大富豪メイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)は、刑務所から脱獄したハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンズ)の行方を追っていた。当時レクターと接触していたFBI特別捜査官クラリス・スターリング(ジュリアン・ムーア)は、リッチモンド (バージニア州)の麻薬捜査で多数の犠牲者を出したことで遺族から告訴されていた。政財界に絶大な影響力をもつメイスンは、マスコミの報道でクラリスの存在を知り、司法省のポール・クレンドラー(レイ・リオッタ)を利用し、クラリスをレクターの捜査に復帰させようと目論む。 そして、10年前にボルティモアの精神病院から脱獄したレクターは、イタリアのフィレンツェに潜伏していた。

ニューヨーク。現在17歳のダフネは、自由で愛を尊重する母リビーと2人暮らし。彼女は今まで明るく幸せな生活を送ってきたが、ただ1つ満たされない気持ちをずっと抱えている。それは、まだダフネが生まれる前に母と別れてしまった実の父親に会いたい、という切実な想いだった。彼の家族が上流階級に属しているせいで離ればなれになった父は今、ロンドンにいる。ある時、ダフネはとうとう意を決し、父のもとへ旅立った。そして、今では爵位を持ち、政治家として活躍する父ヘンリーと念願の対面を果たすダフネだったが…。

元FBI心理分析官テリー・マッケイレブは2年前、連続殺人犯“コード・キラー”を追跡中、突然心臓発作で倒れてしまい、犯人を捕り逃す。心臓を移植して何とか一命を取り留めたテリーは早期退職し、現在はクルーザーでの隠居生活を送っている。そんな彼の前にある日、グラシエラと名乗る見知らぬ女性が現れた。そして、自分の姉を殺害した犯人を探してほしいと依頼する。心臓移植したことを理由に断るテリーにグラシエラは、その心臓が殺された姉のものであることを伝える。その事実がテリーを再び捜査の現場へと引き戻すことになったのだったが…。

ソビエト連邦が、それまでの戦闘機を凌駕する高性能な新型戦闘機「MiG-31 ファイヤーフォックス」を開発したとの情報がNATOにもたらされる。これに衝撃を受け、軍事バランスが崩れることを恐れたNATO各国は対抗すべく戦闘機の開発を検討するが、間に合いそうもない。そのため、その技術を機体もろとも盗み出すことを決定し、ロシア語をネイティブで話し、考えることができる元米空軍パイロット、ミッチェル・ガントに白羽の矢を立てたのであった。

やり手の不動産業者ジムは、忙しい中時間を作って家族との週末キャンプを約束する。だが、旅行前日になって豪華な大邸宅を売却したいという大口の依頼が入ってしまう。この取引を手放したくないジムは、渋る家族をなだめ、予定を変更してキャンプの前に物件を見に行くことに。だが当日、物件の邸宅に着くなり激しい嵐に見舞われた一家は、不気味な執事ラムズリーに案内されるまま、そこで一夜を過ごすことになる。

FBI捜査官のキャンベルは、過去にロサンゼルスで女性ばかりを狙う連続殺人鬼グリフィンを追っていた。彼の手口は、大都会の片隅で孤独な生活を送る女性を数週間かけて生活や行動パターンを調べ上げ、犯行当日の朝に標的が外出した後の家に侵入し、帰宅後を襲って最後にはピアノ線で絞殺するもの。そして彼は犯行の前に捜査当局に対して標的の写る写真を送りつけて予告をしていた。だが、写真以外にヒントのない彼の予告殺人を阻止することはキャンベルですら困難で、ついには自分と不倫関係にあった人妻が襲われた末、逃走するグリフィンを追跡するのに気を取られるあまり彼女が火事で焼死するのを助けられなかった自分の無力さに嫌気が差し、現在は静かに暮らそうとシカゴに移り住んでいた。そして彼はこの件以来、偏頭痛に悩まされ、薬の服用が欠かせない体になっていた。 そんなある日、自分が住んでいたアパートの一室で同じような手口の殺人事件が発生する。キャンベルは見ることなく放置していた自分あての封筒に被害者の写真が入っていた。警察から捜査の指揮を頼まれたが断る。しかし、グリフィンから電話がかかってきて次の被害者を9時までに殺すというので、休職を返上して捜査を開始する。マスコミに女性の写真を流す。眼鏡に映った画像から勤め先は特定できたが、間に合わない。 次の写真が届く。犯人はキャンベルの勤務地のみならず精神科医ポリーの所まで訪ねる。追いつめるが逃げられ、ガソリンスタンドに火をつけられ、女性と警官3人が犠牲に。 精神科からキャンベルの診療のファイルやテープが盗まれ、昔の恋人の墓で接触するが、グリフィンはポリーを捕まえている場所まで連れて行く…。