韓国で実際に起きた未解決殺人事件をリアルな演出で映画化。86年、ソウル近郊の農村で、同じ手口による若い女性の惨殺事件が連続して発生。地元の刑事パク・トゥマンとソウル市警から派遣された刑事ソ・テユンは対立しながらも捜査を続け、有力な容疑者を捕らえるのだが。監督ポン・ジョノは99年に「ほえる犬は噛まない」でデビュー、2作目の本作で韓国のアカデミー賞・大鐘賞の作品賞・監督賞・主演男優賞・照明賞を受賞。

マッティ刑事にパリまで夜行列車で護送されていたボーゲルは、刑事が寝入ったすきに手錠を外して逃亡を図る。一方、刑務所を出所したコレ―は、貸しのあったリコを訪ね、貸しを返すことを求めるがリコは断る。リコを脅して大金を奪ったコレ―は車でパリに向かうが、そのトランクには列車から脱出したボーゲルが隠れていた…。

フランスのE・ロスタンが生んだ人気の名戯曲の映画化。詩才あふれる学者にして天下無双の剣客でありながら、人一倍大きな鼻を持つが故にコンプレックスを抱くというドラマティックな主人公役を、本作では名優ドパルドューがはまり役で鮮やかに好演。第43回カンヌ国際映画祭で男優賞などに輝き、第63回アカデミー賞では衣装デザイン賞を受賞。監督は「ボン・ヴォヤージュ」などのJ=P・ラプノー。 1640年のブルゴーニュ。詩人・哲学者・剣客など、多芸多才で知られるシラノ・ド・ベルジュラックだが、人一倍大きな鼻を持つが故にコンプレックスを抱き、従妹のロクサーヌをひそかに愛しながらもその胸の内を彼女に明かせない。やがて彼女が優男のクリスチャンを慕っていると知ったシラノは、自分は身を引いて2人の仲を取り持とうと、文才に欠けるクリスチャンに代わって、情熱的でロマンティックな恋文をロクサーヌに宛てて懸命に書き綴り出すが……。

元々は軍事用ロボットだが、落雷によるショート・サーキット(回路不良)で感情を持ってしまったナンバー・ファイブ。以前は工場から逃げ出す騒動を起こしたが、今や人間たちにもなじんでジョニー5というニックネームで呼ばれる。NYでジョニー5のおもちゃを作って売っているベンはデパートで働くサンディの依頼を受け、おもちゃをひと月で1000体作ることに。そこに本物のジョニー5が現われ、おもちゃ作りを手伝うことに。