イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレによる、映画史に残る至高の名作。イタリアのシチリアを舞台に、少年と映写技師が映画を通して心を通わせていく様を、感動的な音楽と繊細な人物描写で描き出す。映画監督のサルヴァトーレ(ジャック・ペラン)は、映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)という老人が死んだという知らせを受け、故郷のシチリアに帰郷する。

ブロードウェイの演出家のジョー・ギデオン。彼の生活はヴィヴァルディを聞きながらシャワーを浴び、目薬と飲み薬を服用し、「さぁショータイムだ!」と自分を鼓舞して始まる。 忙しく不規則な毎日がたたり、ジョーは倒れてしまう。薄れゆく意識の中で彼は自分の人生をミュージカルを見ているように思い返す。

車の陸送に従事するコワルスキーはコロラド州を訪れ、1970年型ダッチ・チャレンジャーをサンフランシスコまで運ぶ仕事に取りかかる。デンバーで立ち寄ったバーの店主と「目的地まで15時間で届ける」という賭けを行った彼は、時速200kmでハイウェイを爆走。追跡する白バイ警官を振り切り、検問を強行突破し、邪魔する者をすべて蹴散らしていくコワルスキーの暴走はニュースで知れ渡り、彼に協力する者も現れる。

1976年、米サンフランシスコ。アーティストを夢見る15歳の少女ミニー・ゲッツは、自分のルックスにコンプレックスを抱き、なかなか男の子と話ができず悩んでいた。そんなある日、母親の彼氏であるグータラだけどかっこいい中年男モンローに思わず、セックスをおねだり!バージンを捨て、心がはずみっぱなしのミニーは、絵を描いたり、日記代わりに使っているテープレコーダーに自分の想いや出来事を赤裸々に吹きこんでいく。しかし、それを思いがけない人に聞かれてしまい・・・。