地球から遠く離れた宇宙──人生の行き場を失った若者たちが、廃墟と化した宇宙ステーションを発見し、一攫千金を夢みて探索を開始する。だが、そこには希望ではなく、逃げ場のない絶望的な恐怖が待っていた。人間に寄生し進化するエイリアン──この宇宙最強にして最恐の生命体と対峙する若者たちの運命は…?

 骨太なSF作品に定評のある漫画家・星野之宣の手掛けた名作「2001夜物語」を、圧巻の3DCGで映像化。  中年男性ダンは、地球の衛星軌道上に浮かぶシャトル発着基地・ミッドナイトバズーカの責任者。彼はそこで、15年ぶりに地球へ帰還してきた旧知の女性マリアと再会するが、長き宇宙の航海が隔てた時間の壁はふたりの関係を複雑なものにしていた。そんな折、マリアが輸送船で運搬してきた資源液化プロトンの奪取を狙って、テロリストが基地内にて行動を開始する!  気鋭の映像作家・曽利文彦が監督を務めた本作は、先述の「楕円軌道」ともう一本「共生惑星」の二編からなる作品である。高密度なビジュアルの美麗さと共に、SF世界ならではのストーリーテリングの妙にも注目したいところ。

西暦2220年、太陽の300倍の質量を持ち、光をも飲み込む暗黒の天体、移動性ブラックホールが宇宙から地球へと迫っていた。地球連邦政府は、移民船団を組織。サイラム恒星系アマールへの移民を決行するが、謎の大艦隊の攻撃に遭い、船団が壊滅。古代進は移民船団の護衛艦隊司令としてヤマトに乗り込み、大艦隊に戦いを挑む。