『白蛇:縁起』は中国の四大民間説話の一つ『白蛇伝』の前世の話。 晩唐の時代、国師が民間人に蛇を大量に捕獲させていた。 白蛇の妖怪「白」(見た目は人間の美少女)が国師を刺殺しようとしたが失敗。 少女は逃亡の末、記憶をなくしてしまったが捕蛇村の少年「宣」に救われる。 「白」の記憶を取り戻すため二人は冒険の旅に出る。 その旅の中で二人は恋に落ちるが、少女が白蛇の妖怪ということも明らかになってしまう。 一方、国師と蛇族との間に激しい戦いが始まろうとしていた。二人の恋に大きな試練が待ち受ける。

アリアーヌは、探偵である父の調査書を盗み見て、フラナガンというハンサムな男性に憧れを抱く。彼女は、素性を隠してフラナガンに接近。彼が愛人の夫に殺されそうになるところを助け、そのことをきっかけに憧れが本気の恋に発展。フラナガンもチャーミングなアリアーヌを忘れられなくなる。 パリを舞台にしたオードリー・ヘップバーンとゲーリー・クーパー共演作。好奇心旺盛なアリアーヌを演じるオードリーは可憐な魅力を振りまき、その魅力を惜しみなく発揮している。憧れの人と恋に落ちても、自分の正体を知られたくないアリアーヌと彼女のことを知りたいフラナガンの恋の駆け引きもスリリングで見応え十分。テンポよくイキな演出はビリー・ワイルダー。1957年のモノクロ映画だが、いつ観ても色あせないスイートなラブストーリーだ。

フレッド・アステアとレスリー・キャロンによるMGM製作のミュージカル。顔の知らない“足ながおじさん”に思いを寄せる孤児を中心に、優雅な踊りと歌を多く盛り込んだロマンティックな名作。

再び熱く燃えあがる砂漠の都アグラバー。ランプの精ジーニーに変身し、アラジンによってランプに閉じ込められた邪悪な右大臣ジャファーを盗賊アビス・マルがランプから呼び出してしまう。よりパワーアップしたジャファーは、盗賊たちを引き連れて、アラジンへの復讐を開始する。翼のある馬にまたがったジャファーたちの不気味な黒い影。大地は裂け、赤く煮えたぎった溶岩がアラジンたちを、のみ込もうとパックリ口を開けて待ち受ける。