田舎暮らしをするお人好しクーパーのもとに、莫大な遺産が転がり込んだ! しかしクーパーの穏やかな生活は一転、お金目当ての連中やマスコミに追いかけられる毎日が始まる……。社会風刺を小気味良くちりばめた、ヒューマン・コメディの傑作。

時は未来、辺り一面の荒野の中、たたずむ裸の男と女。お互い記憶も名前も覚えていなかった。遠くに巨大な都市が見える。その中の人々は、皆同じ顔をしていた。 突然吹き飛ぶ人々。その轟音の中に完全武装したPANDYとRETROがいた。 車を奪い、縦横無尽に逃げまくる! 追いかける警官たち、壮絶なカーチェイス!! しかし捕まり、2人は刑務所へと送られる。 その刑務所とは、二度と出られぬ月面の「DEAD LEAVES」であった。 そこで、彼女らを待ち受けるものとは一体……。

映画は、デイヴィッド・バーンが旅行先で耳にした話やタブロイド版の新聞や雑誌から切りとったスクラップ、ケーブルTVを見たショウなどからポートレイトしたものを写し出す。舞台はテキサスの架空の町ヴァージル。正体不明の男(デイヴィッド・バーン)がナレーターを務める。“踊る熊”のニック・ネームを持ちロマンチックな結婚を夢みている、大きなカラダに大きな心を持つ男(ジョン・グッドマン)。決してベッドから出ようとせず、TV相手に人生を送っている怠け者の女(スウォージー・カーツ)。グッチの似せ物バッグを抱え大ホラを吹く女(ジョー・ハーヴェイ・アラン)。彼女はエルヴィス・プレスリーの大半の曲を書き、ランボーからジョン・F・ケネディまで、あらゆる男と情事をもったようなことをほのめかす女性だ。ヴァージルの町づくりに情熱を示す善良な市民夫婦(スポルディング・グレイ、アニー・マッケンロー)。この夫婦はなんと3年間も口をきいていないのだった――。

ノルマンディーの美しい村でパン屋を営むマルタン。毎日の単調な生活の中で文学だけが想像の友、愛読書は「ボヴァリー夫人」。ある日、向かいに英国人のチャーリーとジェマ・ボヴァリー夫妻が越してくる。自分の作ったパンを官能的に頬張るジェマに魅了されたマルタンは、ジェマが年下の男と不倫するのを目撃。このままでは彼女が“ボヴァリー夫人と同じ運命を辿るのでは?”と、小説と現実が入り交じった妄想が膨らんでいき・・・。

高校生のトリップは、故郷の田舎町を出ることを夢見て、おんぼろトラックをこつこつ修理していた。一方、郊外では大企業による強引な石油採掘が進められており、作業の中で地下水脈で暮らす未知の巨大生物が地上に押し出されてしまう。そのうち1匹が逃げ出し、騒動を起こしながらトリップのトラックに逃げ込むことに。やがてその生物に気付いたトリップは驚きながらもそれを“クリーチ”と名付け、いつしか友情を育む。

この選挙、何かおかしい!?民主党の選挙参謀ゲイリー・ジマー(スティーヴ・カレル)は、ヒラリー・クリントンが大敗し、打ちのめされていたが、ウィスコンシン州の小さな町役場で不法移民のために立ち上がる退役軍人ジャック・ヘイスティングス大佐(クリス・クーパー)のバズっているYouTube動画を見て、リベラルな演説で人々の胸を打つ、彼こそが中西部で民主党の票を取り戻す、起死回生の秘策だと確信。ゲイリーは、スイング・ステート(激戦州)のウィスコンシンを足掛かりに地盤を広げるべきと党を説得し、単身アポなしで田舎の寂れた町、ディアラーケンへと赴き大佐に民主党からの町長選出馬を要請する。ゲイリー自身が指揮を取ることを条件に大佐は出馬を了承し、大佐の娘ダイアナ(マッケンジー・デイヴィス)や住民のボランティアと、地道な選挙活動がスタート。しかし、対立候補の現役町長ブラウンに、共和党が宿敵、トランプの選挙参謀フェイス・ブルースター(ローズ・バーン)を送り込む。その日から、ディアラーケン町長選をめぐるゲイリーVSフェイスの戦い、否、民主党VS共和党の巨額を投じた「仁義なき代理戦争」の幕が切って落とされた。選挙資金の調達やテレビCMの応酬など、あの手この手で抗争がエスカレート!果たして次期政権を懸けた、なりふり構わぬ選挙戦の行方やいかに?