1964年、アイルランド、ダブリン。マグダレン修道院に、時を同じくして3人の少女が収容される。孤児バーナデットはその美しさで周囲の少年たちの目を惹きつけてしまうことが、マーガレットは従兄弟にレイプされたことが、そしてローズは未婚のまま赤ん坊を産んだことがそれぞれ“罪”とされたのだった。彼女たちは、修道院を管理する修道女たちに性悪女と決めつけられ、祈りと労働によって神に奉仕し“罪”を悔い改めるよう言われるのだった。しかしそこで彼女たちを待っていたのは、過酷な労働と自由の一切ない刑務所以上に非人間的な環境だった。

旅行中に親しくなった上流階級の二つの家。両家から恋におちたヘレンとポールだったが、別れることに。だがやがて両家は隣同士として住むことに……。閉塞的な英階級社会に生きる人々の愛憎。

長年勤めた職場を追われ、家族も恋人もなく、人生に絶望したアンリは、自殺を試みるもうまくいかず、思い余ってプロの殺し屋“コントラクト・キラー”に自分の殺しを依頼する。が、その直後、アンリは花売り娘のマーガレットと恋に落ちてしまい……。

マンハッタンの超高級マンションで暮らすアリス。体調不良を崩しチャイナタウンの怪しげな診療所でもらった薬を飲むと、いつもとは違う積極的な性格になり……。ウディ・アレン流“自分探しの旅”コメディ。