第1次世界大戦の激戦地から帰還した作家ブルー(アラン)は妻ダフネと暮らし、2人の間には息子クリストファー・ロビン(ビリー)が生まれるが、戦場で受けた心の傷を引きずり静かに生活したいと望むブルーの希望で、一家とビリーのナニー(ベビーシッター)であるオリーヴ(ヌー)は地方のサセックスに引っ越す。執筆活動に戻れないブルーは、ビリーから“僕のための作品を”と頼まれ、クマを主人公にした物語を思い付いていく。
東京郊外にあった少しモダンな三角屋根の家で女中として働いていた当時の思い出を大学ノートに書き記していくタキ(倍賞千恵子)。昭和11年、タキ(黒木華)は上京し、時子(松たか子)と雅樹(片岡孝太郎)の夫婦とその息子が暮らす平井家で働き始める。優しい時子やかわいらしい息子のいるその家での穏やかな暮らしは、一人の青年(吉岡秀隆)の出現により変化する。時子の気持ちが揺れ、恋愛事件の気配が漂う中、タキはある決断をする。タキの死後、このノートを読んだ親類の健史(妻夫木聡)は、遺品の中からタキが封じ込めた秘密に関わる手紙を見つける……。
1788年の英国。国王ジョージ3世が突然錯乱して王室は大混乱。この英国王室史上最大のスキャンダルをどう収めるのか? 国王をめぐる王室の人々のそれぞれの思惑が巡って……。その行方は?
近代彫刻の巨匠、ロダンの弟子であり愛人だった若き女性、カミーユ・クローデルの半生を描いた作品。愛と情熱にその身を捧げた挙げ句、精神のバランスが崩壊していくヒロインを、イザベル・アジャーニが熱演。
18世紀に実在した英雄、ロブ・ロイの活躍を描いた歴史ドラマ。ひたすら自分の信念を貫き、巨悪に立ち向かっていく男の生きざまを描く。スコットランドの壮大な自然など、見どころが満載。
1933年、大恐慌がピークに達した米国各地で、仲間たちと銀行強盗などの事件を次々と起こし続けるデリンジャー。銀行嫌いの国民から応援されつつも、FBIのフーバー長官は彼を“社会の敵(パブリック・エネミー)No.1”とし、敏腕捜査官パーヴィスをFBIシカゴ支局長に就任させ、デリンジャー逮捕をめざす。一方、デリンジャーは町で出会った女性ビリーに魅了され、彼の強引なまでの口説きっぷりに彼女もまた彼に惹かれていく。