当時「平成ガメラ」3部作で新進女優として注目を集めていた藤谷が、十代のときに書き上げた短編小説を、庵野監督が翻案して実写映画化。現実世界から遊離した空想の世界に生きる不思議なヒロインを藤谷自身が演じる一方、彼女と行動をともにするカントク役には人気映画監督の岩井俊二が抜擢されて、独特の演技と存在感を披露。あのスタジオジブリの第2レーベルとして設立されたスタジオカジノの第1回作品として、鈴木敏夫のプロデュースの下発表された本作は、第13回東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞に輝いた。 映画監督として成功をおさめたものの、創作意欲をなくしてしまった男が、“明日は、私の誕生日なの”と言い、奇妙な儀式をする女に出会う。女は今日も翌日も同じ言葉を繰り返すが、一向に誕生日は訪れない。そんな彼女に興味を覚えた男は、彼女を被写体にビデオを回すようになるが…。

明石50万石の藩主を狙う十三人の刺客。中仙道の宿場を舞台に、武士の本質とからませながら展開するサスペンス!東映時代劇スター総出演で贈る傑作娯楽時代劇!

プロ棋士の桐山零(神木隆之介)が、川本あかり(倉科カナ)、ひなた(清原果耶)、モモ(新津ちせ)の川本家3姉妹と食卓を囲むようになって1年。彼女らとの交流に安らぎを感じる一方で獅子王戦に臨もうとするが、幸田柾近(豊川悦司)は頭をけがして入院、その娘・香子(有村架純)は妻のいる後藤正宗(伊藤英明)との関係に悩み、二海堂晴信(染谷将太)は自身の病気に苦しむなど、それぞれ試練に直面していた。さらに、川本家には3姉妹を捨てた父親が現れたことで不穏な空気が漂い始める。

宗教団体を渡り歩く母親によって入れられた宗教施設で7年間過ごした愛衣(伊藤沙莉)は、教団が警察に摘発されたことで保護され中学校に通い始めるが、うまくなじめなかった。彼女は居場所を求めて転々とし、やがて風俗の世界へ足を踏み入れる。一方、愛衣の理解者で彼女に思いを寄せる亮太(須賀健太)は、半グレ集団に身を置き……。

水とコーヒーと人体だけを取り込むという人間の姿をした怪人・喰種が東京の街に紛れ、人々は恐れを抱いていた。そんな中、平凡な大学生のカネキは事故に遭ってしまう。知人の少女リゼの臓器を移植して死を免れるが、それが原因で半喰種となったカネキは、頻繁に足を運んでいた喫茶店あんていくで働くことになる。そしてカネキは、アルバイトの女子高生トーカや、店に集まる客が喰種だと知り……。

宝石泥棒に憑依したイマジンを追って、過去の世界に向かった良太郎たち。しかし、それはデンライナーを奪うために仕組まれた罠だった。首謀者は時の列車ばかりを狙う強盗集団の首領・牙王。彼は“神の路線”を走り、全ての時間を支配できるという神の列車を手に入れるため、オーナー達を人質にデンライナーを過去へ走らせる。 残された良太郎とハナにデンライナーから脱出したモモタロスが合流するが良太郎はデンライナーを追っている最中に牙王に蹴られた後遺症で電王に関わる記憶が欠落していた。そこで11歳の良太郎(劇中で小太郎と命名される)やジークとも遭遇。小太郎は時間を超える列車に乗ってみたいと彼らに同行を申し出る。一行は桜井侑斗の助けを借り、ゼロライナーでその後を追った。様々な時代を通り抜け、良太郎たちがデンライナーを発見したのは江戸時代初期の『大坂の役』の頃。そこで牙王は神の路線へ繋がる最後の封印を解こうとしていた。

将軍暗殺を企て、幕末に戦乱を起こそうとしたのは、いったい誰なのか? そして、龍馬暗殺の真犯人は!? さらに新選組史に残る「油小路の決闘」の真実 が明らかになる! 土方「隊士一同に伝えておけ。坂本に手を出すなと。 あいつを斬るのは俺の役目だ!」 龍馬「いま戦を始めたら、日本はバラバラになるぜよ。 けんど、お互い信じ合えたら、一つになれる!」

中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零は、東京の下町に一人で暮らしている。幼い頃に交通事故で家族を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、ある事情から家を出るしかなかったからだ。深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は近隣の町に住む川本家の3姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。温かな支えを胸に、闘いへと飛び込む零。それは、様々な人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と精神のすべてを賭ける壮絶な闘いだった…。

関東一円を支配する巨大暴力団・山王会の関内会長は、傘下の池元組が麻薬を扱う村瀬組と兄弟杯を交わして親密になっていることを快く思っていなかった。そこで関内の右腕・加藤はこの2つの組を仲違いさせようと企て、池元に対して「村瀬を締めろ(軽い制裁を与えろ)」と無理な命令をする。兄弟分の村瀬に手を出せない池元は、配下の大友組に村瀬組を締めることを命令する。池元の二枚舌、山王会の思惑に翻弄されながらも、大友組は村瀬組を締めることに成功し、村瀬組は解散する。 池元の行動に不愉快を覚えつつ、大友は村瀬のシマを事実上継承し、大使館の闇カジノで成功を収める。一方、村瀬が隠れて麻薬を売っていることが発覚し、池元に唆された大友は村瀬を殺害する。ところが、このことを口実に池元は大友に破門を言い渡し、大友は怒りを露わにする。大友は復帰のため、関内の元を訪れ許しを請うが、逆に関内は池元の殺害を唆す。そこで大友は悪びれず闇カジノを訪れていた池元を殺害する。闇カジノを狙っていた関内は、今度は池元組若頭の小沢に、組を継ぎたければ親の仇を討てと煽り、大友組と池元組の抗争を仕掛ける。本家の手助けも得た小沢は、次々と大友組の組員を殺害し、彼らを追い詰めていく。

親友の死体を目撃したという転校生の話を聞いて以来、由紀(本田翼)は人が死ぬ瞬間を見たいと思うようになる。高校2年生の夏休みに小児科病棟でボランティアを始めた彼女は、余命わずかな少年たちに近付き自らの願望をかなえようとする。一方、由紀の親友でかつていじめを受けた敦子(山本美月)は、人が亡くなる瞬間を見れば生きる気力を取り戻せると考え、老人ホームでボランティアを始めるが……。

映画ファン待望の2大スター対決が実現し、シリーズ最大のヒットを記録した第20作。蓮華沢の里を3年ぶりに訪れた盲目の渡世人、座頭市。だが村の平和は、小仏の政五郎と生糸問屋の烏帽子屋弥助という2大勢力の対立によってすっかり脅かされていた。市が里に戻ってきたと知った政五郎は、早速、凄腕の用心棒・佐々大作に市の暗殺を命じ、大作もまた100両の金に釣られてその仕事を請け負う。かくして両者はひとたびあいまみえるが、お互いの実力を見てとった2人は、再度の勝負を約束して一旦は別れるが...。

少年グループによる、残忍な連続女子高生殺人事件が発生した。グループのリーダー・小暮は、未成年のため法の裁きもままならない。そんな中、青木純子がほのかに思いを寄せる同僚の妹が、事件に巻き込まれた。幼少の頃から自分の“力”を抑えていた純子は、法の網の目をすり抜け、世の中にはびこるキレた暴力に、怒りの執行を決意する。

亜喜良は、これまで何度も命の危険にさらされながらも生き抜き、不死身だとうわさされるヤクザ神浦玄洋の舎弟となっていた。敏感肌でまともに入れ墨さえ入れられない下っ端の彼は仲間からも見下され、すっかりやる気も失せてしまう。そんな折、神浦を狙う殺し屋が放たれ、血みどろの争いの末ついに伝説の男は命を落とす。

かつて素藤の父に輿入れし蟇田領で酒池肉林と暴虐の限りを尽くした玉梓 (たまづさ) は、里見家に討ち滅ぼされた怨念を晴らすために妖怪の首領として蘇えり、息子の蟇田素藤 (ひきたもとふじ) と家来に命じ、里見家の館山城に攻め入った。里見家は滅ぼされ、静姫と一部の家来は生き延びるが、玉梓の追手が迫ってくる。伏姫の体から飛び散った、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の各字を刻んだ八つの霊玉を持った八剣士は、それぞれの立場で生きていた。やがて彼らは運命に導かれ、静姫のもとに集まり、玉梓の野望を砕くため、戦いを挑む。

歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』を基に映画化した作品。松竹の大スター達と市川猿之助、坂東簑助ら歌舞伎役者の美の競演が見どころ。おなじみの忠臣蔵ものだが、本作は歌舞伎の『仮名手本忠臣蔵』を基に映画化した作品。ワイド・スクリーン、総天然色が当時話題を集めた。松竹の大スター達と市川猿之助、坂東簑助ら歌舞伎役者の美の競演が見どころ。