好色で放蕩三昧を繰り広げるマントヴァ公爵は、今日もモンテローネ伯爵の娘をたぶらかしてしまいます。嘆く伯爵を笑いものにする道化師リゴレット。しかし、今日ばかりは伯爵も笑ってすますことはできません。「父親の苦悩を笑ったお前も呪われてしまえ」その言葉がリゴレットの胸に突き刺さります。そんなリゴレットの一人娘ジルダに迫りくるマントヴァ公爵の魔の手。彼は身分を偽りジルダに近づいていたのでした。そんないきさつを知らない公爵の家臣たちは、ジルダのことを「リゴレットの愛人」を勘違いし、誘拐して館に連れてくるのですが・・・。