18世紀末、女には相続権がなくイギリスの田舎町に住むベネット家の母親は、5人の娘たちの行く末を心配していた。ある日、近所の豪邸に大金持ちで独身男性のビングリーが引っ越してきた。

井の頭線沿線の二階建て一軒家に暮らす佐々木一家は、それぞれに秘密を抱えていた。健康機器メーカーで働く佐々木竜平(香川照之)は、より安い賃金で働く中国人労働者のために、会社を解雇される。翌日以降も同じようにスーツ姿で家を出る彼は、ハローワークで職を探すが、良い条件の仕事はなかなか見つからない。そんな折、高校の同級生だった黒須(津田寛治)と偶然に公園で再会し、同じ失業者として意気投合するものの、黒須夫妻は中学生の一人娘を残して自殺する。そのことを知った竜平は、ショッピング・モールの清掃員の職に就く。それでも、会社を解雇されたことは今も家族に言い出せないままであった。

是枝裕和監督がソン・ガンホを主演に撮り上げた感動のヒューマン・ドラマ。赤ちゃんポストに子どもを入れた女、赤ん坊を連れ去ったベイビー・ブローカー、彼らを追う刑事という3者の人生が交錯していく。

荒れ果てたスパイダーウィック・エステートに母親と一緒に引っ越してきた双子の兄弟、ジャレッドとサイモン・グレース、そして妹のマロリーは、フェアリーやその他の生き物がたくさんいる異世界に引きずり込まれてしまう。

偏執狂的なティベリウス皇帝の死後、その後継者カリグラが権力を掌握し、帝国を狂気と堕落の血なまぐさいスパイラルに陥れる。