戦乱の世を生き抜いた武将・一文字秀虎も70歳を迎え、家督を息子3人に譲ることを決意。長男の太郎には一の城、次男の次郎には二の城、三男・三郎には三の城をそれぞれ与えた上、3人兄弟、仲良く相和して暮らすように説く。だが、三郎は、父の今後の身を案じたのがかえって秀虎の不興を買い、地方へ追放されてしまう。さらに3人兄弟の城を泊まり歩いて余生を暮らすつもりだった秀虎だが、太郎、次郎にそれぞれ疎んじられる。
香港黒社会のギャング・ホーは、相棒マークとともに大組織のボス、ユーのもとで働く。そんなホーの弟キットは警察官だが、兄の仕事を知らない。ある日、組織の仕事で台湾に向かったホーは取引の最中、警察に逮捕されてしまう。同じ頃、香港ではホーを憎む組織の刺客がホーの父親を殺し、キットは兄を憎むように。3年後、刑務所を出所したホーは、かつての舎弟シンがのし上がって組織を仕切っていると知り、マークと復讐の戦いへ。
時は清朝時代。拳法の2大流派、蛇形派と鷹爪派が激しい勢力争いを繰り返す中、鷹爪派によって蛇形派の拳士は次々と倒されていた。大手道場の下男、簡福は、師範代にこき使われ、時には稽古で殴られ役をやらされて傷だらけの毎日。ある日簡福は、町で騒動に遭っている老人を助ける。だが老人こそ、蛇形派の長老である白長天だった。
伝説のアクションスター、ブルース・リーが無敵のヒーロー、陳真(チェン・チェン)を演じ、リーの人気を決定づけた傑作カンフーアクション。実在した武道家・霍元甲の弟子を主人公に描いた抗日英雄譚で、リーの前作「ドラゴン危機一発」の記録をアジア各国ですべて塗り替える大ヒットを記録した。20世紀初頭の上海。霍元甲の弟子チェンは師匠が急死したことを知り、霍元甲の道場・精武館に帰ってくる。師匠の死が日本人による暗殺だと知ったチェンは、復讐を果たすべく決死の戦いに身を投じる。
“黄金の右”と呼ばれるサッカー選手ファンは、チームメイトのハンが持ちかけた八百長試合に荷担したことがきっかけで自慢の脚を折られてしまった。夢半ばで諦めざるを得なかったファン。それから20年、ファンは、いまやサッカー界の首領として君臨するハンの雑用係にまで落ちぶれていた。そんなある日、ファンは街で不思議な青年シンと出会う。少林拳を信奉する彼は、くず拾いをしながら道行く人に少林拳を説いて回っていた。ファンはふとしたことからシンの超人的な脚力を見抜き、自らがなし得なかった夢をシンに託すべく、彼にサッカーを教え込むのだった。
ジョー率いる武装犯罪集団が、香港のとある銀行を襲撃。彼らは大胆不敵にも、自ら警察に通報して現場に駆けつけた警察官たちを撃退。香港警察のチャン警部は、特捜部を率いて彼らのアジトに踏み込むも、待ち構えていたジョー一味の罠にはまり、目の前で部下たちがあえなく皆殺しにされるのをなす術もなく見守ることに。事件後、すっかり絶望してどん底の人生を送っていたチャンに、ジョーから再び新たな挑戦状がたたきつけられ…。
正風道場に拾われて成長した孤児のロンは、対立する威義道場との間に行われる、二人一組で獅子舞いの技を競い合う恒例行事に向けて特訓中。だが、相棒となる兄貴分のキョンが敵方に寝返ったために、正風道場は試合に敗北。道場から破門されたキョンは、悪党キムの一味に加わってしまい、彼の身を案じるロンは何とか兄弟子を改心させ、悪の道から救い出そうと、死力を尽くしてキムとの決戦に挑む。
ジャック・ヒューストン、ロバート・デ・ニーロ、ジョン・マルコヴィッチら豪華キャストによるリベンジ・アクション。すべてを失ってしまった男が復讐の鬼と化し、凶悪な麻薬密売組織に壮絶な戦いを挑む姿を描く。
「男たちの挽歌」で香港ノワールブームを牽引したチョウ・ユンファがハリウッド進出を果たしたハードアクション。同作で監督を務めたウーが製作総指揮を手掛け、米国製作ながら“香港ノワール”の雰囲気たっぷりの作品となった。共演はオスカー女優、M・ソルヴィノ。当時彼女が交際していたクエンティン・タランティーノが熱烈な香港映画ファンで、撮影現場に何度も陣中見舞いに来たというユニークな裏話も。後に「トレーニング デイ」「イコライザー」シリーズなどを手掛けるA・フークアが本作で監督デビュー。 極悪非道なチャイニーズ・マフィアのボス、ミスター・ウェイに家族を狙われ、命じられるままに殺しを繰返す凄腕のヒットマン、ジョン・リー。ある日、ウェイの息子が警察に射殺され、その報復としての殺しの依頼がジョンの元へ舞い込む。ターゲットはウェイの息子を射殺した刑事ではなく彼の幼い息子。しかも「刑事の目前で暗殺せよ」というこれまでにない残忍なものだった。引き金に掛けられた指を震わせ、全身を膠着させるジョン。非常なる裏社会へ身を投じながらも、心を持った殺し屋は、そのとき組織との闘いを決意する。
東南アジアの軍事国家シャドルーで活動していた国連派遣医療団が、独裁者バイソン将軍に拉致される。バイソンは連合軍の司令官ガイル大佐へ巨額の身代金を要求し、72時間以内に金を払わない場合は人質全員を殺すと脅迫する。脅しに屈しないガイルは、戒厳令を破って逮捕された無法者のケンとリュウを使い一計を案ずる。一方、バイソンは捕らえた国連兵士を使い恐るべき人体実験を行おうとしていた。