井の頭公園のそばに立つアパートで暮らす大学生の純は恋人と別れ、留年も決定と、うまくいかない日々を過ごしていた。ある日、純がアパートに戻ると、見知らぬ女子高校生のハルが突然訪ねてくる。亡くなった父親についての小説を書こうとしていたハルは、父親が保存していた昔の恋人・佐知子の手紙を読み、写真に写っていた純の住む部屋にやって来たのだった。2人は佐知子のことを捜し始め、彼女の孫トキオと出会う。
ゲームセンターを経営している元コンピュータ技師(ジェフ・ブリッジス)は、自分を首にした会社社長(デイヴィッド・ワーナー)の不正を暴くべく会社に潜入するが、そこで罠にかかってコンピュータ世界の中に閉じこめられてしまう。やがて彼は全プログラムが支配する兵士たちに追われながらも、不正の捜査を続けるプログラムと協力しあい、敵の陰謀を打ち砕いていく…。
ジェニファー・ローレンスが演じる主人公のリンジーは、故郷のニューオーリンズで周りの環境に適応しようともがく外傷を負った帰還兵。リンジーは地元の自動車整備士ジェームズ(ブライアン・タイリー・ヘンリー)と出会い、2人は思いがけない絆を築き始める。
ノルマンディーの美しい村でパン屋を営むマルタン。毎日の単調な生活の中で文学だけが想像の友、愛読書は「ボヴァリー夫人」。ある日、向かいに英国人のチャーリーとジェマ・ボヴァリー夫妻が越してくる。自分の作ったパンを官能的に頬張るジェマに魅了されたマルタンは、ジェマが年下の男と不倫するのを目撃。このままでは彼女が“ボヴァリー夫人と同じ運命を辿るのでは?”と、小説と現実が入り交じった妄想が膨らんでいき・・・。
モスクワ大学の人類学者セルゲイは、モスクワの地下に張り巡らされたトンネルに悪魔が潜んでいるという都市伝説の真相を解き明かすべく調査に乗り出すが、地下に潜ったまま行方不明になってしまう。セルゲイの友人オーウェンは、彼を探すため地下トンネルの奥深くへと足を踏み入れるが。