ふとしたことから巻き起こった草野球チームと暴力団との抗争を描く。監督北野武として二作目の映画で、本作から脚本も手がける。
アイルランドの小さな農場で、年老いた母親と2人で暮らす温厚な中年男。ある日、母親が何者かに殺害され、血生臭く過激な復讐劇が始まる。
戦国の世、丹波の国で謀反が起こった。前主を弑して新しく領主の座にのぼった左馬之助は、過酷な労役を領民に課し、さらには村の守り神たる魔神像をも破壊しようとした。だが、額にくいを打ち込んだ途端、突如として山崩れが起こり、作業にあたっていた人足たちは土砂に呑み込まれてしまう。左馬之助は魔神像の破壊をあきらめたが、前主の係累に対する追及はやめなかった。ついに遺子・忠文を捕らえた彼は、忠臣とともに磔刑に処することを決定する。忠文の妹・小笹は、唯一の心の拠り所、魔神像に助けを求めるのだったが……。映像化を考慮しないで作られたかのような演出に、特撮が見事に応えた傑作作品。4.5メートルという難しいスケールに設定された魔神像は、巧みな特殊撮影によって動き回り、素晴らしいリアリティを醸し出している。
“大魔神”シリーズ第2弾。戦国時代、名越一族と千草一族は、八雲の湖をはさんで暮らしていた。そして湖の中央にある神の島に祭られる武神像により、平和を守られていた。そんな中、千草家の跡取り息子十郎と名越家の娘早百合は結婚することとなっており、両家の長期にわたる幸福な関係は約束されているかにみえた。ところが彼らは思わぬ侵略にさらされることになる。隣国の領主御子柴弾正は、まず千草一族、続いて名越一族を倒し、その領地を手に入れる。さらに両家を守り続けてきた武神像を破壊し、湖に捨ててしまう。そして邪魔になった十郎と早百合を処刑しようとする。絶体絶命と思ったその時、湖がまっぷたつに割れ、巨大な魔神が現れる……。神ノ島関係のシーンは、京都撮影所内に大規模なセットを組んで撮影。湖面を二つに割って登場する大魔神が圧巻。
ベトナム戦争で捕虜となり、処刑寸前の所を救われた男マクベイン。彼はその時の恩人サントスが、南米の革命で命を落としたことを知る。マクベインは、恩人の遺志を継ぎ、革命運動に身を投じるが....