1209年、アイルランド。そこは世界の果てとも呼べる島。 修道士の一行は修道院の神聖な聖遺物である「マティアの石」をローマに運ぶ巡礼の旅に出る。 だが、そこは数世紀にもわたり繰り返された部族間の戦争と上陸が活発化する侵略者ノルマン人らが横行する危険な旅路。信仰心の篤い、若き修道士ダーマッドと暗い過去をもつ口がきけない平修士らは、恐ろしい古代の迷信や盗賊たちに襲われながらも聖遺物を守り、旅を続ける。しかし、道中に巡礼を守るべく参加していた騎士レイモンドらが聖遺物の価値に目がくらみ、マティアの石を奪おうと目論んでいた――
大学進学が近い18歳の少年リチャードは、同じ学校のラグビー部でチームメイトだった友人たちと楽しく夏休みを過ごす。やがてリチャードは同い年の少女ララと出会って意気投合し、彼女と恋に落ちる。ある晩、近所の家のパーティーでリチャードはささいなきっかけからララの元恋人コナーとけんかになり、リチャードは倒れたコナーを放置して帰宅する。翌日、コナーが遺体となって見つかったためリチャードは強くショックを受ける。