1972年、ウルグアイ空軍機がアンデス山脈の奥深く、人里離れた山地に墜落。過酷なサバイバルに直面した生存者たちは、互いを鼓舞し合い、極限の試練を生き延びた。

原作はイギリスの作家ウィリアム・ゴールディングの同名小説。監督はピーター・ブルック。出演はジェームズ・オーブリーとヒュー・エドワーズ。無人島に漂着した少年たちの、次第に露わにされていく人間の本質を描く。理性と秩序、残虐と狂気の狭間にゆれる少年たちの本性とは。イギリスが原子爆弾の攻撃を受けたため、陸軍幼年学校の生徒たちは飛行機で疎開先へと向かうことに。が、その途中で飛行機にトラブルが発生、無人島に漂着する。救出を待とうとする理知的な少年ラーフと、豚を狩り生き延びようとするジャックとのグループに分かれて対立する少年たち。やがて、苛酷な環境と過ぎ去る時間と共に秩序が乱れてゆく…。少年たちの内に秘めた本能が目覚め、狂気に駆られた凄惨なゲームが始まる。

17世紀のフランス。若き冒険家ダルタニアンは、国王に仕える近衛銃士隊に入ろうとパリに向かうが、既に銃士隊は解散させられていた。国王ルイ13世とアン王妃が住む城で銃士隊を解散させたのは、国王の失脚をたくらむリシュリュー枢機卿で、残った銃士隊のメンバーは、アトス、アラミス、ポルトスという3人だけだ。アトスたちと出会ったダルタニアンは彼らと手を組み、枢機卿の野望をくだこうと誓い合い行動を起こす。

キャサリン(グウィネス・パルトロウ)は天才数学者の父(アンソニー・ホプキンス)を亡くし、失意の底にいた。そんな時父の教え子のハル(ジェイク・ギレンホール)が、遺されたノートを見に訪ねて来る。人生に必ず訪れる愛しい者との永遠の別れ。そこから始まる再生のドラマが万人の胸を打つ。撮影の前年に父を亡くしたグウィネスの深い悲しみの演技に圧倒される。『恋に落ちたシェイクスピア』のジョン・マッデン監督と、同作品でアカデミー賞主演女優賞に輝いたグウィネス・パルトロウが再び組んだ感動作。共演は『アレキサンダー』のアンソニー・ホプキンスや、『デイ・アフター・トゥモロー』のジェイク・ギレンホール。

危うく処分されかけた小さな子ブタは、エラブル家の娘ファーンに引き取られ、ウィルバーと名付けられる。やがて、ウィルバーは向かいの農場に預けられ、他の動物たちと一緒に暮らし始める。だがそんなある日、ウィルバーは、春に生まれたブタはクリスマスのハムになる、という話を聞いてしまう。怯えるウィルバーの前に、賢く心優しいクモのシャーロットが現われ、「あなたを守ってあげる」と約束する。

幼なじみの恋人ジョシュとティファニーは、大学進学を境にニューヨークとテキサスに離ればなれとなってしまう。そんな2人はビデオ・レターを定期的に交換することで互いの愛を確かめ合っていた。ところがある日、ジョシュは同級生ベスと浮気をしてしまう。しかも、その時ベスがいたずらで撮っていたビデオをいつものビデオ・レターと間違えてテファニーに送ってしまうのだった。ジョシュは、彼女がビデオを見る前に取り返すべく、悪友3人と一緒にテキサスまで1800キロのロード・トリップに出るのだったが…。

ハイテクと変装を駆使する怪盗セイント。そんな彼に、低温核融合の方程式を女性科学者から奪うよう依頼がある。彼女に近づくセイントだったが……。1960年代に放映されたアメリカのTVドラマの映画化。

アメリカの片田舎で生活する事を余儀なくされている、ネイティブ・アメリカンのラファエル。社会から冷遇され、仕事に就くのもままならない彼は、家族を守るためにスナッフ・ムービー(実際に人を殺す映画)への出演を決意する。

アナウンサー志望の女子大生、聖山環菜が父親を刺殺する事件が発生。環菜のドキュメンタリー本の執筆を依頼された公認心理師の真壁由紀(北川景子)は、面会や手紙のやり取りを重ね、環菜の周囲の人々を取材する。環菜に自身の過去を重ね合わせた由紀はやがて、心の奥底にしまっていた記憶と向き合うことになる。