人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。はじめは事故と思われたが、次第にベストセラー作家である妻サンドラに殺人容疑が向けられる。現場に居合わせたのは、視覚障がいのある11歳の息子だけ。証人や検事により、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場人物の数だけ<真実>が現れるが──。

家族ともうまくいかず、世の中のものすべてが無意味に思えて家を出た若者たち。自らを「T.R.(The Rejected=拒否された脱落者)」と呼ぶ彼らは、さらなる仲間を求めて夜ごと集まり、パンクロックに酔いしれる日々を過ごしていた。そんなT.R.たちを嫌悪し、街から排除しようとする住民たちとの間には深い亀裂と対立が生じ、次第に若者たちは追い詰められていく。激しいパンクロックとともに自らのアイデンティティを模索するT.R.たちは、やがてやり場のない怒りを爆発させる。 キャストには、俳優ではなく多くが実際のパンクスの若者たちを起用。2022年、製作から39年を経てデジタルニューマスター版で日本劇場初公開。

テッサ・コノバーは夫のデヴィッドと離婚することになったのだが、その事実を受け入れることができずにいた。一方のデヴィッドはジュリア・バンクスという名前の女性と婚約し幸福な人生を歩み始めていた。テッサはかつて自分たちが暮らしていた家にジュリアが足を踏み入れたり、娘のリリーと打ち解けたりする事態が許せなかったのである。ジュリアは長らくDVの被害を受けており、デヴィッドとの出会いによってその傷が徐々に癒え始めていた。嫉妬心に狂ったテッサはジュリアの幸福を破壊するべく行動を開始した。