どこか浮き足立った雰囲気を醸す感謝祭前日のニューヨーク。精神科医のネイサンは、元同僚のサックス医師から分裂症の患者を診てくれるよう頼まれる。患者は華奢な体つきのエリザベスという少女だったが、彼女はしばしば別の人格が表われ、信じられない力で暴力をふるうという。さっそく面談治療を始めたネイサンだが、その日は意味不明のひとことを聞き出すのがやっとだった。しかし翌日、ネイサンは愛娘ジェシーを誘拐され、犯人から「5時までにエリザベスから6桁の数字を聞き出せ」との要求を受けるのだった…。

1930年代の中国。日本軍が中国を精神的に支配下に置くべく力を借りた邪教ハーデス教団によって誘拐され、幼いころから人間兵器として育てられたK−29。天才的な戦闘能力が開花した彼だったが、実の兄との闘いを強いられ、あやめてしまったことから脱走、教団に復讐を誓う。やがてその強さから“金剛王”と呼ばれるようになった彼は、教団から殺し合いを強要される捕虜たちを救うため自ら敵地に乗り込み、孤独な闘いを挑む。

拳銃密売を手掛けるキャットは短気な情夫アルとアウトローな人生を送っていた。ある日、キャットは秘密裏に進めた密売が引き金となり、アルに手酷い暴力を振るわれる。キャットは意を決しそんなアルへの復讐に乗り出す。