言語学が専門のヒギンズ教授は、同好の士であるピカリング大佐と言葉遣いについて議論した末に、ロンドンのきつい下町なまりで花を売り歩く娘イライザを、自分なら上品なレディに仕立て直してみせると豪語。かくしてその成否をめぐって大佐と賭けをしたヒギンズ教授は、早速イライザを相手に、なまりの矯正や礼儀作法のレッスンを開始。特訓の成果が実り、やがて見事一流のレディに変身した彼女は、社交界の花形となる。

かつては人気作家だったが今は落ち目のバーナードと新進気鋭の作家ジョアンの夫婦は離婚を決意した。そのため2人の子どもで16歳のウォルトと12歳のフランクは父親と母親の家を行き来するややこしい生活を余儀なくされる。<アカデミー賞で脚本賞にノミネートされたほか、各映画賞を席巻したヒューマンドラマ。作家同士の両親の離婚を機に、父と母の家を往復する生活を余儀なくされる兄弟の心情をつづる。監督はノア・バームバック。出演はジェフ・ダニエルズ、ローラ・リニーら。シリアスな状況を独特のユーモアでくるんだ監督の語り口と、実力派キャストによる繊細な名演が見どころ。>

パソコン少年のゲイリーとワイアットは、女の子にモテない高校生。ある日二人は、理想の女性像のデータをコンピュータにインプットした。なぜかそこへカミナリが落ち、コンピュータの中から当の女性が飛び出してくる。リサと名付けられた彼女は、二人の尻を叩いて、自信に溢れる魅力的な青年に仕立て上げていく……。

ニューヨーク。現在17歳のダフネは、自由で愛を尊重する母リビーと2人暮らし。彼女は今まで明るく幸せな生活を送ってきたが、ただ1つ満たされない気持ちをずっと抱えている。それは、まだダフネが生まれる前に母と別れてしまった実の父親に会いたい、という切実な想いだった。彼の家族が上流階級に属しているせいで離ればなれになった父は今、ロンドンにいる。ある時、ダフネはとうとう意を決し、父のもとへ旅立った。そして、今では爵位を持ち、政治家として活躍する父ヘンリーと念願の対面を果たすダフネだったが…。

オードリー・ヘプバーン主演の名作『麗しのサブリナ』を現代的にリメイク。大実業家のお抱え運転手の娘が、美しく変身してパリから帰国。次男のデヴィッドはすっかり彼女に夢中になるが……。

腕利きの離婚訴訟専門弁護士、マイルズ(ジョージ・クルーニー)は離婚して財産と自由を手にしようとするマリリン(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に勝訴する。彼女がそのまま引き下がるはずはなく……。