女子高生と殺人請負人、2つの顔を持つ美少女・砂羽。表と裏の世界を巧みに使い分ける大人たちの淫靡な呪縛から逃れられず、泥沼の世界に生きる砂羽が唯一心を許せる存在は、同じ世界に生きる謎の少年・音不利のみだった。2人は互いに同じ性分を感じながら惹かれ合うが、ある日を境に砂羽は組織との決別に走った音不利の始末を命じられ、彼へ銃口を向けることとなる。儚いと知りながらも愛情を育むか、それとも殺し屋の掟を優先するか。やがて、物語は冷酷なクライマックスを迎える。砂羽はすべてを終わらせると、どこへともなく去っていった。

アユタヤ王国による侵略が進むタイ。東の王国では家臣ラーチャセーナによるクーデターがおき、国王とその妻が殺されるが、息子のティン(トニー・ジャー)だけが、悪名高い山賊「ガルーダの翼峰」のリーダー、チューナンに救われ、彼らの住む山奥の村で生活することになる。そこには、ムエタイ、剣術、カンフーなどありとあらゆる格闘技の使い手たちがいた。ティンは彼らから十数年にわたり徹底的な教えを受け、やがて究極の戦士へと成長する。チューナンはティンを自分の跡目にと考え、ティンもチューナンを父のように慕っていたが、ティンにはどうしてもやり遂げなければならないことがあった。それは父と母を殺したラーチャセーナへの復讐。そんなある日、ラーチャセーナがティンの親から奪い取った領土に王朝を設立し、初代王に就くという知らせが入る。想いを果たすべく、ティンは即位式に一人乗り込んでいく。本物の戦いが、今始まる!

アカデミー賞を受賞した「アルゴ」以来となるベン・アフレックの監督作で、「ミスティック・リバー」や「ゴーン・ベイビー・ゴーン」でも知られるデニス・ルヘインのノワール小説を映画化した犯罪ドラマ。禁酒法時代のボストンで厳格な家庭に育ったジョーは、警官幹部である父に反発し、ギャングの世界に足を踏み入れていく。ある日、強盗に入った賭博場でジョーはエマと出会い、やがて2人は恋に落ちる。しかし、エマは対立組織のボスの娼婦で、超えてはいけない一線を超えてしまったジョーの運命は大きく狂わされていく。

1918年、ニューヨーク。アルフォンス・カポーニは強盗の現場を目撃。警察に通報し、逮捕に来た警察にわざとつかまりギャングのボス、フランキー・エールの注意を惹いた。エールの部下になった彼は名前をアメリカ風にアル・カポーンと変えた...。