アルフレッド・ヒッチコック監督の渡米第1作で、ダフネ・デュ・モーリアのベストセラー小説の映画化作品。イギリスの富豪のもとに嫁いだ後妻が、亡くなった先妻レベッカの幻影に悩まされていく。

「鮫肌男と桃尻女」の石井克人監督が、一見普通に見える一家のちょっとおかしな日常をユーモラスに描いた異色ホームドラマ。それぞれ心にモヤモヤを抱えた家族が繰り広げるユニークなエピソードの数々を、アニメやCG映像を織り交ぜつつ、美しい田園風景をバックにゆったりとした時間の流れの中で優しく綴ってゆく。2004年カンヌ国際映画祭の監督週間オープニング作品。  山間の小さな町に暮らす春野家の人々。彼らはそれぞれ悩みを抱え悶々としていた。内気な高校生の長男・一は恋に悩み、小学校に入学したての妹・幸子は時折ふと現われる巨大な自分の分身に困惑している。母・美子は子育てが一段落したことでアニメーターに復帰しようと奮闘中。催眠治療士の父・ノブオは、そんな美子に不満な様子。東京で音楽ミキサーをやっている叔父のアヤノは元恋人に未練タラタラ、ノブオの弟で漫画家の轟木一騎は仕事に行き詰まっていた。それでも春野家の祖父・アキラはそんな家族をいつも温かく見守っていた…。

南仏プロヴァンスを舞台に、頑固で気難しい祖父と疎遠だった三人の孫たちのひと夏のストーリーを美しい情景を織り交ぜて描く。ジャン・レノ、アンナ・ガリエナら豪華キャストが出演している。