世界遺産に登録されているシリアのパルミラ遺跡。しかし、IS[イスラム国]によって制圧され、多くの史跡が破壊された。その後、ロシア軍が支援するシリア政府軍が奪還に成功するが、その傷跡は深くISによって付近に多数の地雷が埋められていた。爆弾処理のエキスパートであるロシア軍大尉シャビョロフは、都市ホムスからパルミラへ続く街道で地雷除去の指揮を執っていた。しかし、ミスを犯し地雷が爆発。多くの部下を失い、シャビョロフ自身も深手を負う。上部からは帰国の命が下るが、自らの信念と部下たちの無念を晴らすため、一兵士として再び地雷原での任務を志願する―。