1920年代の中国、 19歳の女学生・頌蓮(スンリェン)は、父親が亡くなった後実家が没落したため、陳佐千という富豪の第四夫人として嫁ぐことを余儀なくされた。彼の大邸宅に嫁入りした際には王室の様な待遇で、気持ちの良い足マッサージを受けた。屋敷の主人は、夜になり彼女の部屋に泊まる時門前に赤い提灯をかかげた。しかし頌蓮はすぐに全ての妾たちが同様の贅沢な待遇を受けていることに気づいた。主人は毎日どの妾の家で夜を過ごすかを決めるとその家の前に赤い提灯を灯し、その妾は足マッサージを受け、食事を決定したり下僕達の尊敬と服従を得ることができたのだ。 やがて、友情を築いたと思っていた第二夫人からの裏切りや、屋敷に出入りする医者と不倫をしていた第三夫人への凄惨な罰を目の当たりにし、主人の寵愛を巡る戦いの中で憔悴した頌蓮は次第に正気を失い、常軌を逸した行動に出るようになる…。
アッテンボロー監督による、喜劇王チャーリー・チャップリンの生涯を描いた作品。映画は、チャップリンが幼少の頃から、名門カルノー一座の看板俳優時代、そしてハリウッドでの映画製作、富と名声を得、やがて映画「チャップリンの独裁者」の製作に纏わる国外追放、終戦後のアメリカへの帰国から白髪のはえるまで、彼の一生を克明に追って行きながら、その中での孤独、悲しみ、苦しみ、さらには母、兄弟、恋人などの彼に関わる人物をも含み、チャップリンの人生の軌跡を描いてゆく。
権力者“プレイヤー”を目指す若手プロデューサーを主人公に、ハリウッドの内幕をシニカルに描いた作品。グリフィン・ミルは、大手映画スタジオのエグゼクティブ。高級4WDを乗り回し、多忙な日々を送っている典型的な業界人である。やり手のプロデューサーである彼のオフィスには、朝から売り込みのライターや監督たちでひきもきらない。そんなある日、いつものようにオフィスに出勤した彼は、ある一通のハガキを目にする。そこには彼を殺すといった内容が書かれていた……。
ブルース・リーの生涯をリンダ夫人の著書「ブルース・リー・ストーリー」と『燃えよドラゴン』の監督ロバート・クローズの著書“Bruce Lee: The Beginning”を原作に映画化。 ブルース・リーが自分や息子ブランドンを狙う悪魔の幻影を見るという場面を折り込む事によって、彼の悲劇的運命を強調する効果を上げている(ブランドン・リーもこの映画の公開前に事故死した)。 ブルース・リーを演じたジェイソン・スコット・リーはこれ以来、ブルース・リー本人も行っていた截拳道のトレーニングを行なっている。
アニメ製作会社に勤めるティムは、妻と平凡な生活を送っていた。ところがある日、愛犬が緑色の奇妙なマスクを拾ってきたことから、彼の運命は一転。何とそれは、かぶった者の秘めたる欲望を解放する伝説のマスクだったのだ。そうとは知らずマスクをかぶったティムは、仮装パーティで緑色の怪人となって大騒ぎ。一躍ヒーローになった彼は帰宅後、そのままの勢いで妻とベッドイン。そして10ヵ月後、待望のベビーが生まれる。