井の頭公園のそばに立つアパートで暮らす大学生の純は恋人と別れ、留年も決定と、うまくいかない日々を過ごしていた。ある日、純がアパートに戻ると、見知らぬ女子高校生のハルが突然訪ねてくる。亡くなった父親についての小説を書こうとしていたハルは、父親が保存していた昔の恋人・佐知子の手紙を読み、写真に写っていた純の住む部屋にやって来たのだった。2人は佐知子のことを捜し始め、彼女の孫トキオと出会う。

サンフランシスコ行きのバス、運転手に無賃乗車の魂胆を見抜かれて、その男が放り出されて降り立ったのは、海岸の小さな町ウォルトンだった。この男、エリック(ダナ・アンドリュース)は、人影のない夜の町を歩いて”ポップ”のカフェに立ち寄る。そこで、エリックは気弱そうな店主のポップ(パーシー・キルブライト)、刑事のジャッド(チャールズ・ビックフォード)、アトキンス(ブルース・キャボット)、そしてこの店の注目の的のウェイトレス、ステラ(リンダ・ダーネル)と出会う。エリックもステラの得体のしれない魅力に魅せられてしまう。