閉店間際の銀行に押し入った男たち。スリリングで緊張感あふれる立てこもり劇だが、やがて犯人と人質は意外にも心を通わせて……。名優アル・パチーノの若かりし姿を焼き付けた社会派サスペンス。
15年前に実の姉を殺害した少年マイケルが、収容されていた精神病院から脱走して故郷に向かった。万聖節の夜、子守をするはめになった女学生ローリイ(カーティス)は白塗りの不気味な仮面をつけた男の姿を目にする。そのころマイケルの担当医ルーミス(プレザンス)もその地ハドンフィールドに到着していた……。
ある男を探してゲイクラブへ押し入る2人組。彼らは男を見つけ出すと凄惨な暴力を加える。発端はあるパーティの夜。マルキュスは会場に残り婚約者アレックスを一人で帰してしまう。その直後、アレックスはレイプに遭い、激しい暴行を受けてしまうのだった。自責の念に駆られるマルキュス。彼は友人でアレックスの元恋人のピエールとともに犯人探しを開始する。やがて、女装ゲイ、ヌネスを探し出した2人は、ヌネスからついにテニアという男の名を聞き出すのだった…。<邦題はモニカ・ベルッチ演じる主人公の名前。原題は「ひっくり返せない、不可逆、取り返しがつかない」を意味するフランス語で、いくつかの文字が裏返されている。シークエンスは後に起こったものが先にあり、時系列的には最初のシーンがラストに示される。また、エンドロールが冒頭で逆回しされ、クレジットの文字R/E/Nが鏡文字となっている。およそ9分にわたるレイプシーンの描写は評価がわかれた。>
イラクから帰還した息子・マイクの不可解な失踪。我が子を思う一心からその謎を追ったハンクは、目を覆いたくなる真実に次々と直面する。アメリカの格差社会、人が人でなくなる過酷な戦地イラク、そして帰還兵をさいなむPTSD…。『ミリオンダラー・ベイビー』『クラッシュ』『硫黄島からの手紙』などを手がけたポール・ハギスが、実話をもとに描きつくした現代アメリカの「病理」。
日本の大企業ナカモトがロサンゼルスの一角に建てた超高層ビルの落成パーティが開かれた夜、ビル内でコールガールのシェリルの変死体が発見された。外国人がらみの事件を担当する市警渉外係のウェッブ・スミス警部補は、ジョン・コナー警部と共同で捜査を開始した。コナーは日本人の習慣に沿った捜査法を進めるが日本人をよく思わないグラハム刑事は批判的だった。ナカモトでは最近、日本から出向いた重役のヨシダ、ロス支社のエリート・イシハラ、ネゴシエイターのリッチモンドらがマイクロコン社の買収を進めていたが、アメリカの軍事技術開発にも関わっている同社だけに米議会が認めず、難航していた。
パリに実在する7人のストリートパフォーマー・YAMAKASIを主人公にした、リュック・ベッソンプロデュースの異色アクションアドベンチャー。重傷を負った少年を助けるためには、24時間以内に高額な手術をしなければならない。彼らは危険な賭けに出る。
1990年、アメリカ・ミネソタ州。刑事のケナーは、17歳の娘アンジェラから虐待を受けたと告発された、旧友のジョンを取り調べることに。ジョンは記憶が不確かながらも自らの罪を認め、どこか釈然としないケナーは、高名な心理学者のレインズに協力を要請。アンジェラをはじめ、ジョンの家族のことも調べて回るうち、彼らは事件が単なる家庭内暴力の問題ではなく、その裏に恐るべき闇が潜んでいることに気付き、愕然とする。
日本で社会現象にもなった『着信アリ』をハリウッドでリメイク/リ・イマジネーションした作品。 数日の間に2人の友人の怪死を目撃した女子大生のベスは、警察で変死した妹の謎を探るジャック・アンドリュース刑事と出会う。死んだ彼らに共通した事実、それは死の数日前に携帯電話に着信を受け、留守電に残された自らの断末魔を聞いていたことだった。
若い女性の皮膚に異常な執着を持つ男による連続殺人事件が発生し、容疑者としてギャラリーのオーナーが浮かび上がる。経験の浅い女性刑事が捜査に加わるが...。