ソウルの市内で小さな写真館を経営しているジョンウォンは難病で余命わずかの独身青年。本人も家族も、残された日々を明るく過ごそうとととするが、時折言いようのない哀しみに襲われる。そんなある日、ジョンウォンの店に交通警官のタリムが急ぎの現像を頼みにやって来た。それから毎日のように訪れるタリムと他愛のないおしゃべりを楽しむジョンウォン。ふたりは次第に心引かれていくが、思いを伝えぬままジョンウォンが入院する日がやってきた。
アメリカ西海岸にこれまでで最大規模のハリケーンが迫り住民たちが避難する一方、混乱に乗じて6億ドルもの現金強奪をたくらむ武装集団が、財務省の紙幣処理施設を襲撃する。異変を察知した施設のセキュリティー担当者のケーシーは、災害用特殊車両ドミネーターを操る気象学者ウィル(トビー・ケベル)と協力し、計画を阻止しようとする。