両親の反対を押し切って結婚したジョニーとリナ。しかし、夫が財産管理や毒薬について調べている姿をリナは見てしまい……。美しい人妻の恐怖を鮮烈に描く、ヒッチコック・サスペンスの秀作。

1948年、テキサス州ヒューストン。オーロラは自分が産んだ娘をエマと名付ける。夫と死別した後、手塩にかけてエマを育てるオーロラにとって何よりの楽しみは、エマの成長だった。しかし、21歳になったエマはオーロラの反対を押し切って、ある大学教師と結婚してしまう。エマが去ってから1年後、オーロラの家の隣に住む元宇宙飛行士ギャレットは寂しそうなオーロラを慰める。オーロラはエマとの関係をすべて切り捨てる。

サンドラは、パリの小さなアパートで8歳の娘リンと二人暮らしをしながら、通訳者として働いている。父のゲオルグは哲学の教師だったが、病で視力と記憶を失いつつあり、サンドラは別居する母フランソワーズと共に父のもとをたびたび訪ねては介護にあたっていた。育児、介護、仕事で息をつく暇もないサンドラだが、旧友のクレマンと偶然再会し、彼と恋仲になる。彼女は恋にときめく一方で、病を患う父に対するやるせない思いを募らせる。

スクービーと彼の仲間の冒険の続きで、今回はクールズビルの街を恐怖に陥れる悪の計画を持つ匿名の仮面の男に直面します。

由緒ある英国バッキンガム宮殿である日、大事件が。王室諸氏の記念撮影中、落雷で全員が感電死してしまったのだ。慌てた英国は、急いで王の後釜を据えるのだが、それは偶然抜擢されたアメリカの観光客で、彼は単なる品のないピアノ弾きだった……。珍妙な王位据え替えを軸に展開するコメディで、監督は「スティング」「ミラグロ/奇跡の地」等の脚本、「メジャーリーグ」の監督として名高いD・S・ウォード。J・グッドマンのキャラクターに頼りすぎたせいか、少しアイディア倒れの感があるが、気楽に見る分には良い。脇役にP・オトゥール、J・ハートといった曲者が並んでおり、こちらの怪演は楽しめる。