孤独なおもちゃ職人のゼペットじいさんによって作られ、命を宿した木製の人形“ピノッキオ”が、人間になることを夢見ながらゼペットじいさんと繰り広げる愛と葛藤の大冒険を、ダークかつファンタジックなヴィジュアルで切なくもハートウォーミングに描き出していく。

18世紀のパリの悪臭の中で生まれたジャン・バティスト・グルヌイユは、優れた嗅覚を身につけ、それを使って世界最高の香水を作り上げる。しかし、究極の香水を求めて香りを保存しようとする彼の仕事は暗転していく。

紀元前245年、中華西方の国・秦。戦災で親を失くした少年・信(山崎賢人)と漂(吉沢亮)は、大将軍になる夢を抱きながら剣術の特訓に明け暮れていた。やがて漂は王宮へと召し上げられるが、王の弟・成キョウ(本郷奏多)が仕掛けたクーデターによる戦いで致命傷を負う。息を引き取る寸前の漂から渡された地図を頼りにある小屋へと向かった信は、そこで王座を追われた漂とうり二つの王・エイ政(吉沢亮)と対面。漂が彼の身代わりとなって殺されたのを知った信は、その後エイ政と共に王座を奪還するために戦うことになる。

両親と2人の弟、そして愛犬とともに平和に暮らす13歳の少女ウェンディー。ある晩、彼女の前にピーター・パンと名乗る不思議な少年が現われる。ピーターに誘われたウェンディーは、弟たちとともに、永遠に子どものままでいられる魔法の国“ネバーランド”へ向けて旅立った。その地で楽しい冒険を繰り広げる一方、ウェンディーは一向に成長せず、恋する気持ちも理解できないピーターに物足りなさを覚えるようになる。

同じ孤児院で育ち、深い絆で結ばれつつも離ればなれになってしまったシュウとミズキ。そして大人になった2人は、それぞれスナイパーとして裏街道を生き続けていた。 前作同様、哀川翔と竹内力の2大スターを主演に据えた、三池崇史監督のバイオレンスアクションである。しかし本作では、話題騒然となった前作のような、とてつもないラストを期待する観客を、あえて落胆させるかのようなノーマルな展開だ。逆に、三池監督らしいひねくれぶりといえよう。とはいえ、今回もキテレツで猥雑な魅力にあふれたバイオレンスシーンはたっぷりある。天使の羽をつけた主人公2人の勇姿や、謎の殺し屋3人組のキャスティングなど、実は前作以上に遊び心満載の快作である。

1984年の発刊以降、世界中でカルト的な人気を誇り、アニメ映画化や舞台化もされた丸尾末広による同名漫画を、短編映画「ミガカガミ」でモントリオールほか国内外の映画祭で注目されたTORICO監督のメガホンにより初の実写映画化。身寄りもなく、赤猫サーカス団に拾われた14歳のみどり。サーカス団に超能力を持ったワンダー正光が加入する。団員たちからいじめに遭うみどりを気にかけてくれるワンダー正光に心惹かれるみどりだったが、超能力で団員たちを従わせ、さらには殺害までするワンダー正光の姿に、その思いはやがて恐怖へと変わっていく。主人公・みどり役にはモデル、タレントとして活躍し、本作は映画デビューとなる中村里砂。「猫なんかよんでもこない。」の風間俊介、ロックバンド「SuG」の武瑠らが脇を固める。